お目当ての商品を探しに実店舗へと出向いていたのも今や昔、インターネットを前提としたオンラインショッピングが普及し、新しい買い物体験が続々と生まれている。
しかし、今なお大量生産消費の文化が主流であるなか、オンライン市場におけるクリエイターの肩身は狭い。株式会社newn(以下、newn)がリリースするソーシャルコマースアプリ「hours(アワーズ)」は、そんな既存のショッピング形態を覆す一手となるだろうか。
「グループ購入」システム
hoursの仕組みは、わずか5年で時価総額2位に上り詰めた中国のEC「Pinduoduo(拼多多)」を参考にしている。すなわち複数人のグループで注文すると、よりお得な価格で商品を購入できるという「グループ購入」システムだ。hoursの場合、商品ごとに最低人数が決まっており、24時間以内に友達や知り合いを集めれば条件成立となる。
扱う商品は、日用品からアパレル、家電まで多岐にわたる。なかには、クリエイターによる趣向を凝らした製品やnewnが取り扱う関連ブランドの品もあり、他のECにない独自のラインナップが魅力だ。
売り手と消費者をつなぐ
hoursを手がけるnewnは、ファッション、コスメ、フードなど幅広くブランドを展開するD2C領域のスタートアップ。従来の実店舗を前提としたビジネスモデルに対して、ネット時代の新たなブランドづくりを掲げている。
グループ購入の仕組みは、コマースのソーシャル化に寄与するだけでなく、需要の見積もりがしやすくなる分、中小規模のセラーにとっても生産・在庫面でのメリットが大きいという。お気に入りの商品や作り手との出会いを楽しむショッピング。hoursは、ブランドや価格で選ぶ買い物の仕組みそのものを変えるかもしれない。
PR TIMES
参考:https://note.com/ayataro48/n/n6e5b3f61d43e
- Original:https://techable.jp/archives/140402
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Techable編集部