Cansell(キャンセル)は10月26日、3泊以上の長期滞在に特化した宿泊予約リクエストアプリ「Ellcano」(エルカノ。Android版・iOS版)のサービスを開始したと発表した。GoToトラベルキャンペーンにも対応しており、対応施設の予約時に自動的に割り引かれた予約が可能。
エルカノは、3泊以上の長期旅行・出張、ワーケーション、ホテル暮らしなどで宿泊施設を予約する際に、予算などを直接宿泊施設にリクエストし予約できる宿泊予約リクエストアプリ。
長期滞在の場合、どうしても宿泊料金が高額になってしまい費用面から長期滞在をしづらいという課題がある。一方で宿泊施設は、長期滞在の場合は通常料金より多少安くても泊まってもらいたいというニーズがある。
そこでエルカノは、宿泊希望者から予算などの希望条件を宿泊施設に直接リクエストできるようにすることで、双方が納得できる料金・条件での長期滞在を実現する。
Cansellは、長期滞在に関する様々な課題を解決し、長期滞在が普及することで、地方創生、ワーケーション、休暇の分散化といった分野に対してもプラスの影響があると考えており、また貢献していきたいとしている。
- 3泊以上の長期滞在に特化: 3泊以上の長期滞在に特化しており、従来予約サイトにはない、長期滞在だからこそ必要な情報や機能を数多く用意
- 予算を伝えられるリクエスト予約形式: 宿泊希望者自身の予算を宿泊施設に伝えて予約できる(リクエストした料金が低すぎた場合や空き状況によって、希望料金で泊まれない場合もある)
- 複数の施設に一括リクエスト: 引っ越しの一括見積もりサービスと似た形で、宿泊希望者は複数の施設に一括でリクエスト可能。宿泊施設に迷った際にも手間なくリクエストできる
- 滞在中のサポート(サービス開始時には未提供): エルカノは、長期滞在中も快適にすごせるように様々なコンテンツや、サポートメニューを提供予定
感染拡大の影響で旅行や出張の機会が減り、訪日外国人の需要も消滅。将来的には回復するとされるものの、それがいつ回復するのか、回復したとしても今までと同じような旅行や出張になるかのか誰にもわからないのが現状となっている。特に宿泊業界は、この変化に早急に対応していく必要に迫られているという。
一方で、この影響でテレワークが多くの企業で導入されたことから、オフィスの必要性が見直され、テレワークやワーケーション、ホテル暮らしといった、従来にない新しい需要も生み出されている。これは宿泊業界にとっても新しい旅行・宿泊施設のあり方・使われ方を見直し、また取り込んで行くチャンスとなっている。
そこでCansellは、アフターコロナで訪れる、新しい未来の旅行・宿泊施設のあり方・使われ方を見据え、長期滞在に特化した宿泊予約リクエストアプリ「Ellcano」を開始した。8月4日には旅行客・宿泊施設の事前登録を開始し、すでに多くの問い合わせ・登録があったという。宿泊施設の募集は現在行っており、申し込みサイトより問い合わせを行える。
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カテゴリー: ネットサービス
タグ: Ellcano、Cansell(キャンセル)、リモートワーク / テレワーク、ワーケーション、日本
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/10/26/cansell-ellcano/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa