サイトアイコン IT NEWS

ハンバーガー店「ホワイト・キャッスル」がフライ調理ロボットを新型コロナでスタッフが少ないキッチンに追加導入

さらに多くのロボットがハンバーガーチェーンのWhite Castle(ホワイト・キャッスル)にやってくる。

カリフォルニア州パサデナを拠点とするMiso Roboticsとの提携を拡大し、White Castleの新規店舗約10店舗でフライ調理ロボットが導入されることになった。

両社の声明によると、今回の提携はMiso Roboticsが新たに設計したFlippyロボットのキッチンへの採用を加速させ、生産をスピードアップし、より多くのスタッフがフロントで顧客サービスを提供できるようにするものだという。

なお、取引の条件は明らかにされていない。

White CastleがFlippyのパイロット版を最初に発表(未訳記事)したのは、新型コロナウイルスが全米に広まり始め、キッチンスタッフと顧客の両方にリスクをもたらし始めていた2020年7月のことだ。

現在、レストランチェーンには調理時間を変えずに、スタッフの数を制限しなければならないという課題があり、その解決策としてMiso Roboticsのフライ調理ロボットが選ばれた。

White Castleの最高経営責任者であるLisa Ingram(リサ・イングラム)氏は声明の中で、「人工知能と自動化はWhite Castleがオペレーションを最適化し、チームメンバーにより良い職場環境を提供するために実験したいと考えてきた分野です」と述べている。「このパイロット版によって、私たちはその道を歩み始めました。Miso Roboticsとの提携を続け、ファストフード業界で最先端のテクノロジーをより多く採用する先駆けとなれたことは、この上ない喜びです」。

White Castleの声明によると、このロボットは従業員が働きたくないが、同社のターゲット顧客の多くが食事をしたがっている深夜シフトの時間で特に有用であるという。Flippyのロボットは、1日に最大360バスケットのフライを調理できる。

また声明によると、2020年9月下旬に試験的にロボットが導入されて以来、Flippyロボットは合計で約1万4580ポンド(約6600kg)の食品を扱い、9720バスケット以上を調理したという。

関連記事:ハンバーガーのパテを自動でひっくり返すAI調理ロボ「Flippy」が吊り下げタイプに

カテゴリー:ロボティクス
タグ:White CastleMiso RoboticsFlippy

画像クレジット:TechCrunch / Bryce Durbin

原文へ

(翻訳:塚本直樹 / Twitter

モバイルバージョンを終了