サイトアイコン IT NEWS

小・中学向け教育×エンタメ事業「SOZOW」のGo Visionsが総額1.1億円を調達

小・中学向け教育×エンタメ事業「SOZOW」のGo Visionsが総額1.1億円を調達
Go Visionsは10月30日、総額1.1億円の資金調達を実施したと発表した。引受先はSTRIVE、HIRAC FUND(マネ―フォワードベンチャーパートナーズ)、epiST Ventures、個人投資家および金融機関。また2021年1月(予定)のサービス開始予定の中の小・中学生対象オンラインサービス「SOZOW」(ソーゾウ)について、11月7日~29日に実施する無料体験(8000家族限定)の登録受付を開始した。

調達した資金は、SOZOWのプロダクト開発や人材採用などにあて、多くの子供たちの好奇心と未来の可能性を広げるため、さらに事業開発を加速するとしている。

Go Visionsは、2021年1月(予定)のサービス開始に向け、子どもの創造性や自己肯定感などの非認知能力を育むアクティビティを自宅で体験できるSOZOWを開発中。「好奇心が未来をつくるオンラインテーマパーク」をコンセプトに、子どもの「異才」(ひとりひとり異なる興味・好奇心、能力、性格)に応じた多様でインタラクティブな、子どもがワクワクする体験を自宅に届けるとしている。

SOZOWでは、兄弟・姉妹で自由にシェアできるチケットを利用し、好奇心の赴くままに、好きなアクティビティに参加可能。

アクティビティはインタラクティブなライブ配信が中心で、対話やクイズなど、身近な事例から子どもの興味を引き出し、子ども自ら考え、制作や発表をする機会を多く提供。また、参加者それぞれの多様な考えを尊重する場であることを大事にし、ひとりでは考えつかないような新しい視点や考えに触れることを通して、子どもの世界を広げていく。

サービス開始時のアクティビティには、子どもたちに人気の「ゲームプログラミング」(Scratch)、「マインクラフト」や「Youtuber」、「ITリテラシー」といった、これからの時代に欠かせないデジタルなモノ作りや発信方法などを体験できるシリーズや、「ビジネス・起業」「お金」といった、学校ではあまり扱わない、大人になったときに必要なことを体験できるシリーズなどを用意。

このほか、プロのゲームクリエイターやYouTuber、起業家など、その道のプロフェッショナルによるライブ配信や、VR・ARなどのモノ作り体験などに参加できるアクティビティもあるという。

また、ライブ配信のアクティビティで体験したことを活かして、自宅でひとりひとり異なるアウトプットの場となる「ホームミッション」を用意。自宅で「創る」「探求する」を楽しめる。さらに、スタッフに質問できるQ&Aの仕組みを用意し、アクティビティ外でも「自分だけのアウトプットづくり」に伴走する。

オンラインのコミュニケーションツールを利用した参加者同士のコミュニティ「SOZOWキャンパス」にも参加可能。子ども達が自宅で作った作品などを共有し、他者からのフィードバックを受けられるほか、参加者同士でテーマに応じたクラブ活動を行えるため、距離を超えて、興味で繋がる友達を日本中に作れるとしている。

Go Visionsは、「一人ひとりがビジョンに向けて進める世界をつくる」べく2019年6月に創業。このビジョンとは、「未来に向けた意志や理想」のことで、目指す姿やなりたい自分、夢、やりたいこと、興味・関心・好奇心を指す。現代社会はこれまでの常識・慣習に人を当てはめ、その人の可能性にふたをしてしまう社会を変え、ひとりひとりがビジョンに向けて進める社会作りへ貢献したいと考え、事業を行っている。

関連記事
プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」がバージョンアップ
学習支援SaaS「Monoxer」提供のモノグサが総額4.4億円を調達、アライアンスを推進
生徒同士が「つながり」を感じられるVR英語教育のImmerseが約1.6億円を調達
日本ディープラーニング協会が高専生対象コンテスト開催、最優秀賞の東京高専チームが企業評価額5億円を獲得
AI英会話アプリとオンライン英語コーチング運営のスピークバディが総額3億円を調達
Preferred Networksが教育事業第2弾、子ども向けタイピング練習ウェブアプリのベータ版
大分県が高校生と連携・協働しシビックテックに挑戦する地元企業を募集
Preferred Networksが教育事業に参入、独自のプログラミング教材「Playgram」を開発
角川ドワンゴN高が課題解決型学習を実施、JR東日本都市開発に高架下活用プランをプレゼン
プログラミング学習サービスのProgateが世界登録ユーザー数150万人突破
150ヵ国で利用される思考力育成アプリ「シンクシンク」開発のワンダーラボが小学館から2.5億円調達
ラズベリーパイ財団が8GBメモリー搭載のRaspberry Pi 4を発表

カテゴリー: EdTech
タグ: Go VisionsSOZOWVR / AR / MRプログラミング資金調達日本

モバイルバージョンを終了