ZAIKO株式会社は、電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」や有料ライブ配信サービスといったアーティストやイベント事業者を支援するサービスを提供してきた。
そしてこのたび、配信したコンテンツを二次利用し、多角的なマネタイズを図ることができるプラットフォーム「ZAIKOアンコール」をローンチ。新型コロナウイルスの影響で厳しい状況下にあるライブ・エンターテイメント業界のエコシステム構築を目指す。
アンコール会員への特典とは?
例えば、チケット購入したイベントのアーカイブ期間の延長(対象外イベントあり)や、アーカイブされたライブコンテンツの高音質・高画質での視聴、過去にZAIKO内で配信されたライブコンテンツをいつでも視聴できる「ZAIKOアンコールシアター」の利用など。
これにより、アーティストやイベント事業者が作ったステージを作品として残し、ユーザーとのエンゲージメントを深めることで収益につながるファン獲得をサポートしていく。
配信後のマネタイズ方法
しかし、「ZAIKOアンコール」を活用し「ZAIKOアンコールシアター」にコンテンツを提供することで、パッケージ化などをせずとも収益機会を多角的に創ることが可能になるという。なお、映像の契約料のほか、「ZAIKO」を利用しているイベント主催者に対しさまざまなインセンティブが用意されているとのことだ。
「ZAIKOアンコール」の2020年11月4日のローンチにあわせ「ZAIKOアンコールシアター」では、D.A.N「Supernature」やカクバリズム「カクバリズムの家祭り」、神聖かまってちゃん・でんぱ組「でんぱをかまってちゃん”星降る引きこもりの夏休み”」など25点のライブコンテンツを公開予定。
今後はギフティング機能などを追加し、より多様な収益機会をつくりたいとしている。配信したコンテンツを利用した二次的な収益機会の創出という業界初の試みの今後に注目したい。
- Original:https://techable.jp/archives/141143
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口