リージョナルフィッシュ株式会社および広島大学・筑波大学・近畿大学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)の「研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(本格型)」に採択。上限約3億6,500万円の助成を受けることが決定した。
リージョナルフィッシュの設立背景とは?
一方、日本における水産業従事者人口は減少の一途をたどっており、国際的な競争力の維持が困難になっている。そのような課題を解決すべく、昨年4月に設立されたのがリージョナルフィッシュだ。同社は、超高速の品種改良とスマート養殖を組み合わせた「次世代水産養殖システム」の創出を目標に掲げる。
コア技術は「ゲノム編集育種」
リージョナルフィッシュのコア技術である「ゲノム編集育種」は、水産生物の品種改良を高速化する技術。
従来の「選抜育種法」では、ランダムに起こる突然変異を待たなければならず、多大な時間と労力が必要になる。それに対して「ゲノム編集育種」では狙った変異を起こせるため、品種改良にかかる時間が短縮できるとのこと。
リージョナルフィッシュはJSTからの支援を受け、「ゲノム編集育種」をはじめとした水産生物育種の実用化を図っていく。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/141284
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- Author:早川あさひ