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中高生アプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2020」、優勝者決定!

今年で10回目となる全国の中高生を対象としたスマートフォン向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2020」。その決勝大会が2020年11月1日に無観客で開催されYouTubeでライブ配信されている。

ライゾマティクス・アーキテクチャー主宰の齋藤精一氏をはじめとする審査員により「企画力・技術力」を軸に審査が行われ、優勝者が決定した。

星座を観察・収集するパズルゲーム

11月1日の決勝大会に駒を進めたのは「開発部門」の二次予選を勝ち抜いた若手クリエイター10組。プレゼンテーションののち、実際にアプリを操作したりソースコードを確認したりと実装力の評価を受ける。

そして今年の優勝者は豊島岡女子学園高等学校3年生の島田東子さんに決定。開発したのは星座早見盤を使って星座を観察するパズルゲーム「Planisphere(プラニスフィア)」だ。

観察した星座の星をビームで貫き、すべての星を貫くと星座が現れてクリアとなるゲームだという。ステージは全部で47個あり、クリアした星座はコレクションされ、その星座についての神話などを見ることができるようだ。

評価の決め手となったのは、世界観の独創性やクオリティの高さ、技術力の高さとのこと。なお、実装力と技術チャレンジという点でも高評価を受け、「技術賞」も同時受賞している。

そのほかの受賞者

準優勝は、小石川中等教育学校 高校2年生の安藤春香さんと大木康平さんのチーム。開発したのは「Skimer」という中高生のための宿題管理アプリだ。ランキング機能やタイムライン機能でモチベーションをあげられるなどゲーム感覚で宿題ができるのがポイントだろう。

第3位には、栄光学園高等学校2年生の後藤直人さんが入賞。後藤さんはインターネットやBluetooth通信を使って行われるiOS同士のMultipeerConnectivityで通信してAR空間の共有を実現し、ARを用いたオンライン対人型シューティングゲーム「ARWars (エイアールウォーズ)」を開発した。

特別企業賞の「Cygames賞」は、東京都立産業技術高等専門学校1年生の武田和樹さんが受賞。イラストや数字の表示により手編みを支援するアプリ「編模様(あもーよ)」を開発した。

同じく特別企業賞の「マイナビ賞」は、東京学芸大学附属国際中等教育学校2年生の小山愛理さんが受賞。音声入力やタイマー、保存機能、語数カウント機能などを備えたプレゼンテーションの練習をサポートするアプリ「Prep for (プレップ フォー)」を開発している。

次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的としている同大会。今回も多くの才能に出会えたのではないだろうか。

PR TIMES

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