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中国スマホ出荷台数、各社軒並み前年比2桁マイナス〜Xiaomiが一人勝ち

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中国における2020年第3四半期(7月〜9月)のスマートフォン出荷台数は、前年同期比で14.3%の減少となったことが分かりました。昨年から出荷台数を増やしたのは、上位ベンダーの中ではXiaomiのみとなりました。

Appleはシェアを維持

調査企業IDCによると、2020年第3四半期の中国国内スマートフォン出荷台数は8,480万台となり、前年の9,890万台から14.3%減となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの影響を受け、HuaweiやAppleなどがフラッグシップモデルのリリースを遅らせたことが理由だと考えられています。
 
ベンダー別に見ると、1位を獲得したのはHuaweiでシェアは41.4%、以下Vivo(17.8%)、Oppo(16.6%)、Xiaomi(13.0%)、Apple(8.3%)と続きます。また上位ベンダー以外(Others)は出荷台数が前年同期比で49.6%減となり、上位以上に大きく失速する格好となりました。
 

 
各ベンダーの出荷台数が前年同期比で軒並み2桁マイナスとなるなか、Xiaomiだけが前年同期比で13.4%増と“一人勝ち”の様相を呈しています。同社は世界スマートフォン市場でも、Appleを退け、SamsungとHuaweiに次ぐシェア3位の座を獲得しています。
 
Appleは出荷台数こそ前年同期比で13.1%減となりましたが、いずれのベンダーも不調だったためにシェアは8.3%と、2019年第3四半期の8.2%から微増しています。これについてIDCは、iPhone11シリーズが実売店舗とオンラインの両方で好調だったことを理由に挙げています。

Huaweiはどうなる?

2020年第3四半期では1位の座を獲得したHuaweiですが、世界全体での出荷台数が5,190万台で、中国国内が3,510万台であることを思うと、いかに中国での売上が頼みの綱かが分かります(中国が占める割合は全体の67.6%)。一方でAppleは世界全体で4,160万台、中国国内で700万台となっています(同16.8%)。
 
しかし、Huaweiは米政府の禁輸措置リスト入りしているため、最新鋭チップの量産ができず、2021年は世界2位から7位へと大きくシェアを落とすと予想されています。
 
 
Source:IDC via Gizmochina
(kihachi)

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