地域の見守りサービス「ottaタウンセキュリティ」を提供する株式会社ottaは、位置情報と声で子どもの安全を守るスマート防犯ブザー「otta.g」を開発した。
2020年7月よりMakuakeにて先行予約販売を開始し、応援購入総額400万円(達成率831%)を突破。そして、12月より同製品の販売を開始する。
なお、同製品は2020年度グッドデザイン賞を受賞。
独自ネットワークで位置を記録
独自の見守りネットワークとは、「ottaタウンセキュリティ」を導入しているエリアを中心に全国3万台のタクシーに設置された基地局や、学校・駅・通学路にあるコンビニなどに設置された「見守りスポット」、「見守り人」となる通行人などのこと。このネットワークにより記録された子どもの位置情報は保護者の専用アプリで確認できる。
例えば、通学路にある公園が「見守りスポット」だった場合、毎日の通知により何時ごろそこを通るかを予測でき、ちょっとした異変にもすぐに気付けるというわけだ。
また、習い事など行き先が決まっているときは、あらかじめ場所を登録しておくと到着時にスマホアプリとメールで通知してくれる機能もあるという。
「声」が与える安心感
ボタンを押して端末に向かって話すだけで10秒間のボイスメッセージが送信できる。保護者からのメッセージもボタンひとつで再生可能。
保護者はスマホアプリでメッセージの送受信を行い、SNS感覚で子どもとコミュニケーションがとれるようだ。「声」でやりとりすることで活字とは違う安心感が得られるだろう。
また、防犯ブザーとしても高機能。ボタンを長押しして防犯ブザーを鳴らすと、位置情報と周囲の音声情報を保護者に通知する仕組みだ。なお、2021年春頃には緊急時にスタッフが代理で駆けつけるサービスを開始予定。
重さ約80gと軽量でランドセルに取り付けられるストラップや首からぶら下げられるネックストラップがついているため、子どもが持ち運ぶのに不便はなさそうだ。
「otta.g」は11月より公式オンラインショップ「ottaʼ s shop」にて先行予約を開始するとのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/141633
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口