The Vergeが、同じAppleシリコン「M1」を搭載する新型13インチMacBook Proと新型MacBook Airの最大の違いは冷却ファンの有無だと報じています。冷却能力が高ければ、M1チップが高いパフォーマンスを長く維持出来ると、同メディアは説明しています。
ターボブースト時のパフォーマンスを長く維持か
M1チップを搭載する新型13インチMacBook Proと新型Mac miniは冷却ファンを搭載しているのに対し、新型MacBook Airはファンレスになりました。
新型13インチMacBook Proと新型MacBook Airは、M1チップ、ストレージオプション、メモリ、外部接続端子の規格、大きな違いのないディスプレイなど非常に似た構成になっており、最大の違いと言えば冷却ファンの有無だとThe Vergeは述べています(Touch Bar搭載の有無などにも違いがあります)。
同メディアは、冷却ファンがあれば、高負荷時などM1チップの温度が上昇しすぎた場合にクロック周波数を落としてチップの温度を下げる頻度も減ると、新型13インチMacBook Proと新型Mac miniが冷却ファンを搭載している理由を説明しています。
A14X Bionicのベースクロック周波数とターボブースト時クロック周波数の違い
AppleはM1チップの詳細を公表していませんが、同じくTSMCの5nmプロセスで製造されると見られるA14X BionicのものとするGeekbench 5スコアでは、ベースクロック周波数とターボブースト時のクロック周波数が異なることが報告されています。
CPUデータベースサイトCPU-Monkeyによれば、A14X Bionicのベースクロック周波数は1.80GHz、ターボブースト時は3.10GHzとのことです。M1チップも同じように、ベースクロック周波数とターボブースト時のクロック周波数に違いがあるのであれば、冷却ファンを搭載している新型13インチMacBook Proと新型Mac miniの方が、新型MacBook Airよりも高いクロック周波数で動作させられる時間が長い可能性が高そうです。
Source:The Verge, 技術ブログとは
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