NTTドコモが、大容量の新料金プランを12月にも発表すると産経新聞が報じています。NTTによる完全子会社化に向けた株式公開買い付け(TOB)買収が完了し、新料金プラン発表の準備が整ったようです。
NTTによるTOB完了で準備整う
NTTドコモが、菅総理大臣が重要政策として掲げる携帯料金の値下げに対応すべく、新料金プランを12月にも発表すると産経新聞が報じています。
NTTは、NTTドコモの完全子会社化に向けたTOBが11月16日に完了し、11月17日に結果を公表したうえで全株取得に向けた手続きに入る見込みとのことです。
TOB期間中、株価に大きな影響を及ぼす発表ができずにいたNTTドコモとしては新料金プラン発表の準備が整ったこととなります。
ドコモもサブブランド設立か
NTTドコモの新料金プランも、ソフトバンクとKDDI(au)がそれぞれサブブランドから発表したY!mobileの「シンプル20」、UQ mobileの「スマホプランV」のように、20GBの大容量高速通信を低料金で提供という内容に追随するとみられます。
これは、総務省が公表した国際比較調査で「大容量プラン」の基準が20GBとされているためです。
NTTドコモはサブブランドを持たないため、新ブランドを立ち上げて新料金プランを提供するとも報じられています。
新ブランドの具体的な内容については報じられていませんが、完全な新規ブランドとして立ち上げる、あるいは同じNTTグループのNTTコミュニケーションズのMVNOブランド「OCNモバイルONE」をベースにする可能性も考えられます。
通信業界からは反発も
NTTによるNTTドコモの完全子会社化に対しては、NTTグループの民営化やドコモの完全独立という政府の決定を反故にし、公正な競争が損なわれるとして通信業界の28社が先日、総務省に対して意見申出書を提出しています。
Source:産経新聞
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania