MVNO利用者を対象とした満足度調査の結果をMMD研究所が公開しました。満足度に最も影響するのは「月額料金の安さ」で、総合満足度トップはイオンモバイルでした。友人や家族に勧めたいと思う度合いは、mineoがトップを獲得しました。
主要MVNO利用者1,050人に調査
MMD研究所は、「2020年11月MVNOの満足度調査」の結果を公表しました。調査は、「2020年11月通信サービスの利用動向調査」でMVNOを利用していると回答した方を対象に、2020年10月16日~10月18日に実施されています。
今回の調査は、「大手4キャリアの満足度調査」「サブブランドの満足度調査」に続く満足度調査です。
回答者数内訳は、楽天モバイル、mineo、OCNモバイルONE、LINEモバイル、BIGLOBEモバイル、IIJmio、イオンモバイルの7サービス各150人、合計1,050人です。
満足度に最も影響するのは料金の安さ、各サービスで共通
MVNO利用者1,050人が、利用しているMVNOの満足度を判断する際に、最も重視する項目は「月額料金の安さ」が76.4%で他を大きく引き離してトップでした。
以下、「料金プランの分かりやすさ」4.4%、「料金プランの豊富さ」が3.4%などと続いています。
サービスごとに集計すると、全てのサービスで「月額料金の安さ」が7割以上を占めてトップとなっています。
満足度は料金と通信品質でイオンモバイル、サービスとサポートでmineoが高い
利用しているMVNOの満足度を「料金部門」「サービス部門」「通信品質部門」「顧客サポート部門」の4部門について、ウエイトをかけて集計しています。
調査項目と内訳は以下のとおりです。
- 「料金部門」:月額料金の安さ、料金プランの分かりやすさ、オプションプランのお得さ
- 「サービス部門」:提供端末の豊富さ、料金プランの豊富さ、オプションプランの豊富さ
- 「通信品質部門」:データ通信速度、データ通信の繋がりやすさ、通信時のセキュリティの信頼性
- 「顧客サポート部門」:サービスに関する情報の豊富さ、契約・解約の手続きのしやすさ、カスタマーサポート対応の良さ
各部門の満足度(1,500点満点)トップは以下のとおりです。
- 料金部門:イオンモバイル
- サービス部門:mineo
- 通信品質部門:イオンモバイル
- 顧客サポート部門:mineo
総合満足度(1,000点満点)でトップはイオンモバイルでした。
家族や友人に勧めたい1位はmineo
調査では、利用しているMVNOを家族や友人に勧めたいかを10点満点で評価してもらった結果をもとに、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出しています。
評価をもとに、以下のように分類し、推奨者の構成比から批判者の構成比を引いた数字をNPSとしています。
- 9点〜10点:推奨者
- 7点〜8点:中立者
- 0点〜6点:批判者
全体では、推奨者の15.3%から、批判者の37.0%を引いたNPSは-21.7で、各キャリア別のNPSは、mineoが-12.7で最も高い結果となりました。
ちなみに、MMD研究所が先に公開した大手4キャリア利用者全体のNPSは-40.0、サブブランド利用者全体では-23.6でした。
大手キャリア、サブブランド、MVNOのNPSを比較すると、MVNOが最も高いスコアを得ています。
Source:MMD研究所
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-329297/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania