これをホリデーの奇跡と呼ぼう。Apple(アップル)は米国時間11月18日、ホリデー向けアニメの名作「A Charlie Brown Thanksgiving(スヌーピーの感謝祭)」と「A Charlie Brown Christmas(スヌーピーのメリークリスマス)」が2020年もテレビで放映されると発表した。このニュースはApple TV+の独占契約によってPeanuts(ピーナッツ)のアニメがテレビ放映されなくなることに対する苦情を受けてのことだ。
2020年10月に本誌が指摘したように、この独占契約は55年間で初めて最愛のクリスマススペシャルがテレビで放映されなくなるというものだった。どちらのホリデースペシャルも、1966年のハロウィンスペシャル「It’s the Great Pumpkin, Charlie Brown(スヌーピーとかぼちゃ大王)」と同じ運命を辿ることになりそうだ。
実際、アップルの契約には、無料放映に関する条項がある。ホリデー休暇の伝統を有料サブスクリプションサービスに組み入れることが、このオリジナルスペシャルの持つ確固とした反大量消費主義メッセージと相容れない、という感覚を振り払うことはアップルといえども難しかったのだろう。
うれしいことに、Apple TV+に加えて「スヌーピーの感謝祭」 は2020年11月22日 午後7時30分(太平洋標準時)から「スヌーピーのメリークリスマス」は2020年12月13日午後7時30分からPBSで放映される。
おそらく小さな勝利なのだろうが、いまはもらえるものをもらっておこう。しかも今回はCMなしだ。
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タグ:Apple、Apple TV+
画像クレジット:Peanuts/TechCrunch
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)