調査会社IDC Japanが発表した2020年第3四半期(2020年7月〜9月)における携帯電話・スマートフォン出荷台数は前年同期比6.5%の減少となりました。iPhoneは42.7%でシェアトップを維持しています。
出荷台数は前年同期比6.5%減
調査会社IDC Japanは11月18日、2020年第3四半期の国内携帯電話・スマートフォン出荷台数を発表しました。
国内の携帯電話およびスマートフォン出荷台数は675.1万台で、前年同期比6.5%の減少となりました。スマートフォンに限った出荷台数は658.7万台で、前年同期比6.4%の減少でした。
出荷台数の減少についてIDC Japanは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で蓄積していた市中在庫に対する調整と、5G対応のiPhone12シリーズ発売前の出荷調整が行われたため、と推定しています。
iPhoneがシェア42.7%でトップを維持
2020年第3四半期の携帯電話・スマートフォン出荷台数におけるベンダー別シェアは、Apple(iPhone)が前年同期比でシェアを2.0ポイント減らしたものの、42.7%でトップの座を維持しています。
2位はシャープ(シェア13.7%)、3位は富士通(同11.4%)、4位の京セラ(同9.3%)、5位はソニー(同5.8%)でした。
コロナの影響は限定的も、売れ筋価格帯は下降傾向
国内出荷台数の動向についてIDC Japanのシニアマーケットアナリストである菅原啓氏は、前年同期比割れとなったものの、 新型コロナウイルス感染症による影響は限定的とみています。
しかし、Android端末を中心に売れ筋モデルの価格帯が下降を続けていることを指摘し、各ベンダーの長期的な収益性が課題となる可能性がある、と述べています。
Source:IDC Japan
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-329996/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania