Amazon(アマゾン)が、同社のドローンによる配送事業Prime Airでレイオフを行ったとする米国時間11月19日のFinancial Timesの記事を確認した。
同社広報担当者のKristen Kish(クリステン・キシュ)氏はTechCrunchに対して「弊社の正規事業運営の一環として、顧客と事業のニーズに対して最良の対応ができるように、大きな組織におけるPrime Airのチームを再編成している。影響がある従業員には、現在、アマゾンが人を探している分野の中からその経験やニーズに最もふさわしい役割を見つけるよう努力している」と述べている。
この声明は、社内での配置換えも含む人減らしを行ったアマゾンの部課において、典型的なものだ。また今回は、特にドローン部門が不調なのではないかという記事にも対応しなければならない。それに対してアマゾンは、Prime Airプロジェクトにはコミットしている、と応じている。
記事は数ダースものレイオフを挙げているが、当然ながらアマゾンは正確な数字を提供していない。しかし、同社の既存の強健な配送システムに、高速の空輸を加える意欲的なプロジェクトのローンチが遅れているのも事実だ。
2020年6月に開催された同社のRE:Marsカンファレンスに関するブログ記事で、アマゾンの消費者部門のトップであるJeff Wilke(ジェフ・ウィルケ)氏は「私たちの世界最高のフルフィルメントと配送のネットワークにより、Prime Airを迅速かつ効率的にスケールして、数カ月後には商品のドローンによる配送を実現できるだろう」と述べている。
確かに、現在進行中の新型コロナウイルスのパンデミックによるエッセンシャルワーカーの健康危機が、このようなローンチの基本的動機だろう。またこの事業には、規制と技術の両面で克服すべきハードルも多い。このサービスは、2020年8月にFAAから試験を認可されている。
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カテゴリー:ドローン
タグ:Amazon、Amazon Prime Air
画像クレジット:JORDAN STEAD/Amazon
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(翻訳:iwatani、a..k.a. hiwa)