Appleは、Intelでダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を25年間担ったバーバラ・ワイ氏を新たなD&I担当副社長として雇い入れた、と米雑誌Fortuneが伝えています。
25年間で11万人の技能労働者の多様性を改善
ワイ氏は、2021年の始めにもAppleに加わる見通しで、同氏の正式ポジション名はインクルージョン&ダイバーシティ担当副社長となっています。
「エンジニアとしての教育を受け、テクノロジー業界の人種・性別表象の問題に取り組むグローバルリーダーとして、バーバラは25年間をIntelを過ごし、意味のある永続的なポジティブな変化を作り出してきました」とAppleの広報担当者のクリスティン・ヒューゲート氏はコメントしています。「彼女は素晴らしい才能と深い経験をAppleにもたらしてくれるでしょう」
ワイ氏は、Fortuneの最もパワフルな女性に今年初めて選ばれており、Intelに1995年に加わってからというもの、米国の11万人の技能労働者の人種と性別バランスの是正に努めてきました。ワイ氏のリーダーシップのもと、Intelは目指していた目標に2年早く達することに成功しました。
前職のスミス氏は6月に退職
黒人のジョージ・フロイドさんが警察官に殺害された事件をきっかけに、米国から世界へとブラック・ライヴス・マター(直訳:黒人の命は大切だ)運動が拡がる中、Appleは予算1億ドル(約106億6,700万円)の「人種公道正義イニシアティブ(Racial Equity and Justice Initiative)」の設立を今年6月に発表しました。
イニシアティブの設立とほぼ同時に、前インクルージョン&ダイバーシティ担当副社長だったクリスティ・スミス氏の辞職が発表されました。今回、スミス氏の後任としてワイ氏が選出されたと報道されました。
Source:Fortune
Photo:Intel
(lexi)
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