韓国の電子部品業界に詳しいメディアTHE ELECが、Samsung DisplayとLG DisplayがiPad Pro用の有機EL(OLED)ディスプレイパネルを開発中で、それを搭載した新型iPad Proが2021年下半期(7月〜12月)に発表される可能性があると報じています。
長寿命化した新型OLEDディスプレイパネルを開発中?
THE ELECによれば、スマートフォンよりも画面点灯時間が長い傾向のあるタブレット向けに、Samsung DisplayとLG Displayは、改良されたOLEDディスプレイパネルを開発中とのことです。このパネルは、発光層を2層〜3層積層して作られていることで長寿命化が実現しているようです。
タブレットはスマートフォンよりも長時間使用される場合が多く、発光層が1層のみの場合、青色OLEDで焼き付きが発生する可能性があると、THE ELECは説明しています。
ミニLEDバックライト搭載モデルの次に発売か?
Appleは、iPad Pro用としてOLEDディスプレイパネルを採用するにあたり、ディスプレイの長寿命化などの改善をSamsung DisplayとLG Displayに要求したと、情報筋は述べています。
アナリストのミンチー・クオ氏は、ミニLEDバックライトを搭載する新型iPad Proが2021年上半期(1月〜6月)に発表されると予想しています。
THE ELECは、ミニLEDバックライトはディスプレイ側面にLEDを配置したエッジ型と比較して、ローカルディミングなど画質向上の点で有利だが、バックライトがディスプレイ直下に配置される分、薄型化の点では不利だと指摘しています。
同メディアは、Appleが自社タブレットにOLEDを搭載するかどうかはミニLEDバックライト搭載ディスプレイの採用規模によると指摘しており、それ次第では採用時期が遅れる可能性があるようです。
Source:THE ELEC
Photo:Apple
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania