内部はゆったりとした空間が広がり、さながら走るリビングルームといった感じだ。自動運転技術も搭載し、目的地に向かう間ハンドルを握ることなく快適な時間を過ごすことができそうだ。
個人のための快適空間に
Vision Urbanautは3つのコア「モーメント」を想定して設計された。まず1つが「Chill(チル)」。寛いだり、仕事に集中したりするための空間として活用する。後部にベンチ式のシートがあり、またダッシュボード部分を下げてデイベッドにすることも。天井部分にはループ状に照明が設置され、必要に応じて明るさは調整可能だ。
自動運転機能を搭載
そして「Vibe(バイブ)」ではVision Urbanautは人々が交流する場所となる。フロントガラスを90度開けてバルコニーのようにしたり、前列の座席を回転させて集いの場を演出したりと、イベントなどでも活用できそうだ。
一方で、Vision Urbanautには持続可能性という要素も取り入れられた。皮やクローム合金などは使用しておらず、リサイクル素材を活用している。
車体にマルチカラーのマトリックスデザインを採用し、さまざまな色のグラフィクスを表示できるなど、かなり未来的な外観だ。
Vision Urbanautはまだコンセプト段階で実現するかどうかは不透明。しかし実用化されれば、移動するためのものというこれまでの車の概念を変えるものになりそうだ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/142772
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi