iPhone12 Proの分解記事をもとに製造原価を試算した結果、406ドル(約42,500円)になるとNikkei Asiaが報じています。
韓国企業製の部品比率が増加
Nikkei Asiaによれば、同社と、移動体通信機器の分解・解析・原価計算の専門企業であるFomalhaut Techno Solutionsが、iPhone12 Proの分解記事から内部の構成部品を分析した結果、製造原価は406ドル(約42,500円)、韓国企業製の部品が全体の約27%を占め、昨年モデルよりも9.1%増加したと指摘しています。
ディスプレイとモデムが特に高コスト
iPhone12 Proの部品の構成比は、韓国企業製のものが26.8%、米国企業製のものは21.9%だったとのことです。この違いには、有機EL(OLED)ディスプレイがSamsung製であることが影響しているようです。
iPhone12 Proの主な部品単価について、GizmochinaやiPhone in Canadaが下記の通り報告しています。
部品名 | 予想単価 |
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Samsung製OLEDをディスプレイ | 約70ドル(約7,350円) |
Qualcomm X55 5Gモデム | 約90ドル(約9,450円) |
A14 Bionic | 約40ドル(約4,200円) |
メモリ(RAM) | 12.8ドル(約1,344円) |
フラッシュメモリ | 19.2ドル(約2,016円) |
ソニー製カメラセンサー | 5.4ドル〜7.9ドル(約567円〜約830円) |
上記試算はあくまで部品単価であり、開発費、プロモーション費用、流通コストなどは含んでいません。
Source:Nikkei Asia via iPhone in Canada, Gizmochina
Photo:iFixit
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-331059/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania