株式会社Mawari(以下、Mawari)は、KDDI株式会社(以下、KDDI)が先日発表したiOS向けアプリ「AR x ART」の開発を担当。同アプリでは、最先端技術を用いて新たなアート体験を提供していく。
プロジェクト「augART」における取り組みのひとつ
両社は、5GやxRなどの最先端技術によって新たな文化芸術体験を創出するプロジェクト「augART(オーグアート)」を開始。同プロジェクトにおける取り組みのひとつとして、「AR x ART」が開発されたというわけだ。
「AR x ART」の第1弾企画では、世界的な彫刻家である名和晃平氏とのコラボレーションが実現。現実と仮想世界が交錯したパブリックアートを出現させる「White Deer_AR」などのコンテンツを提供する。なお、アプリのダウンロードはApp Storeから行える。
Mawariが携わったユニークな企画をご紹介
2017年に設立されたMawariは、xRコンテンツに関する事業を行ってきた。ここで、同社が携わったユニークな企画を2つご紹介したい。
まずは、サッポロビール株式会社が今年1月に行った「AR広告」に関する実証実験。消費者はスマートフォンのARカメラ機能を用いて、ビール缶などのロゴマークを読み取る。すると、著名人のメッセージが目の前に浮かび上がるという仕組みだ。
続いては、東京国立博物館の法隆寺宝物館にて今秋開催された企画展「5Gで文化財 国宝『聖徳太子絵伝』ARでたどる聖徳太子の生涯」。この企画展では、5G通信やAR技術などを活用し、国宝『聖徳太子絵伝』の新たな鑑賞体験を提供したということだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/142952
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ