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【長期レビュー:前編】ベルキンの高音質スマートスピーカーを2週間使ってみた

ベルキン Belkin SOUNDFORM  ELITE Hi-Fi スマートスピーカー レビュー
 
Apple製品と相性の良い各種アクセサリーで知られるベルキン(Belkin)から10月23日に発売された、高音質スマートスピーカー「SOUNDFORM  ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」を2週間、みっちり使ってみたのでご紹介します。
 
前編では、製品の概要と設置、セットアップなどについて、後編ではさまざまな使用シーンで感じたサウンドの印象についてご紹介します。

ベルキンとフランスのオーディオメーカーのコラボ

ベルキンといえば、MagSafe対応のカーマウントなど、Apple公式ストアで販売される製品も多く、Apple製品と相性の良いアクセサリーブランドとして定評があります。
 
そんなベルキンから、スマートスピーカー「SOUNDFORM  ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」が10月23日に発売され、2週間にわたってお借りする機会をいただきました。本体カラーはホワイトとブラックを選択可能でしたが、私はホワイトを選択しました。
 

 
「SOUNDFORM  ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」は、2007年にフランスで創業したオーディオメーカー、Devialet(デビアレ)との共同開発による製品で、名前に含まれる「Hi-Fi」が示すように、高音質が売りの製品です。
 

 
Googleアシスタントを内蔵しており、音声による各種操作ができるほか、連携するスマートホーム機器の操作も可能です。

設置:スタイリッシュなデザインはどこに置いても映える

「SOUNDFORM  ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」は、円筒を斜めにカットしたようなデザインが印象的です。
 
柔らかい曲線を描く本体側面は、ライトグレーのファブリックで覆われており、シャープな直線基調の本体上部との組み合わせがスタイリッシュです。
 
筆者は作業デスク、リビングのテーブル、キャビネットなどの場所に設置して使ってみましたが、どこに置いてもインテリアになじむデザインだと感じました。
 

 
傾斜した本体の天面には、出力10ワットのQi(チー)規格対応のワイヤレス充電器が内蔵されており、iPhoneなど対応機器を置くだけで充電可能です。充電中はLEDが点灯します。
 
iPhone12 Pro Maxを置くと、安定してワイヤレス充電ができていました。
 

 
ワイヤレス充電台は表面がソフトなラバー素材でカバーされており、iPhoneを置くと滑りにくく安定し、柔らかく収まってくれます。この素材は、以前ご紹介したベルキンの入出力ともに高速なUSB PD対応のモバイルバッテリーの表面素材に似ています。
 
ちなみに、ワイヤレス充電台にiPhoneを横向きにして設置することはできませんでした。
 
AirPods Proをどこに置くと充電できるか試してみたところ、Devialetのロゴの少し上のあたりに当てると充電中のLEDが点灯しました。ワイヤレス充電用のコイルは、スマートフォンの充電用に1つが内蔵されているようです。
 

 

サイズ:存在感はあるが意外と身軽

「SOUNDFORM  ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」の本体サイズは、高さ168.5ミリ、幅と奥行きが162ミリです。
 
ちなみに、AppleのHomePodは高さ172ミリ、幅142ミリです。
 
試しに、Amazon Echo Dot(第2世代)と比較すると、けっこうな存在感があります。
 

 
設置にはそれなりのスペースが必要ですが、電源以外には有線接続端子もなく、重量1.25キロと比較的軽いので、筆者は作業デスク脇に置いた棚の上をメインに、使う場面に応じて設置場所を変えて楽しんでいました。
 
電源アダプタは少し大きめで、13インチMacBook Proの付属品である61W電源アダプタとほぼ同等のサイズでした。
 

 

セットアップ:アプリの指示に沿って簡単に完了

同封のシンプルな説明書に従い、「Googleホーム」アプリをインストールすると、画面の指示に従って操作すればセットアップが完了します。
 

 
筆者の場合、セットアップ中にWi-Fiへの接続でエラーが出ましたが、Wi-Fiルーターを再起動し、「SOUNDFORM  ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」の本体底面にあるリセットスイッチを押したところ、すんなりとセットアップが完了しました。
 
音楽配信サービスは、YouTube Music、Spotify、dヒッツ、AWA、Utapassに対応しており、これらのサービスならスマートスピーカーに話しかけるだけで再生が可能です。
 

 
スマートスピーカーとしての頭脳部分がGoogleアシスタントということもあり、本体だけでのApple Music再生には非対応ですが、iPhoneやiPad、MacとBluetooth接続すれば、Apple MusicやApple TV+の音声を再生できるので、あまり意識しなくて良さそうです。

スマートホーム機器の操作も可能

Googleアシスタントを使ったスマートホーム機能にも対応しているので、筆者の毎朝の快適な目覚めを助けてくれている、IKEAのスマートブラインドとスマート電球はGoogleアカウントを紐づけるだけで、音声での操作が可能になりました。
 

 
電源コンセントを抜いて家の中を持ち歩いても、電源に繋げばボリューム設定やイコライザを含む各種設定が自動で呼び出されるので、使いたい場所に持って行って使うのも良いと感じました。
 
後編では、サウンドについてご紹介します。

 
 
製品情報:ベルキン
(hato)

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