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ETHチューリッヒ、車輪を備えたマイクロボットを3Dプリント技術で制作!

ETHチューリッヒの研究者らは、3Dプリント技術を活用してマイクロサイズのマシンを制作する技術を開発した。マイクロボットは、複数の材料を綿密に連動させることにより機能する。

非常に小さなこのロボットは、血管を通り抜けて体の特定の場所に薬を送り届けることが可能だ。

3Dリソグラフィー技術を活用

研究者らは、複雑なオブジェクトをマイクロサイズで生成する3Dリソグラフィー技術を長年研究してきた経緯がある。この技術を用いて、マイクロサイズの「型」を制作した。型の溝に任意の材料を流し込むことにより、マイクロボットを制作する。

金属とプラスチックにように、異なる特性を持つ2種類の材料を組み合わせ、連動させることで複雑な機能を持たせることに成功した。

研究者らが制作した磁性金属とポリマーから成るマイクロボットは、磁場を利用して体外から電力を供給。ポリマーは体内で溶解するため薬剤を運ぶといったユースケースが想定できる。

磁場を利用して動くマイクロ車両を制作

研究者らは同技術の概念実証として、プラスチックシャーシと磁性金属ホイールを備えたさまざまなマイクロ車両を制作した。マイクロ車両は磁場を動力源とし、使用するポリマーに応じてガラス表面、あるいは液体中を推進することが示された。この様子は動画でも確認することができる。

研究者らは現在、さまざまな材料でマイクロボットを制作し、機能をテストしようと計画している。さらには、折りたたんだり広げたりできるような、より複雑な形状を模索していくとのこと。

参照元:Miniscule robots of metal and plastic/ ETH Zurich

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