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Amazonをかたるフィッシング詐欺が急増中

フィッシングSMS例
 
フィッシング対策協議会は11月27日、Amazonをかたるフィッシング詐欺が急増しているとして、緊急情報を発出し注意喚起を行っています。

Amazonをかたるフィッシング詐欺


 
フィッシング対策協議会は、フィッシング詐欺に関する情報収集や注意喚起を目的として活動している団体で、トレンドマイクロやNTTコミュニケーションズ等の会社が会員企業として参加しています。
 
フィッシング対策協議会によると、Amazonからの連絡をかたるショートメッセージ(SMS)を送付する手口のフィッシング詐欺が急増しています。
 
発信者をAmazonに偽装したSMSには「アカウントを更新する必要がある」や「決済で異常を検知した」等の虚偽の内容が記載されています。
 
その後、Amazonのログインページ等に巧妙に似せた偽のサイトに誘導し、受信者のIDやパスワードや、クレジットカード情報等の個人情報の入力を促す仕組みとなっています。
 
偽のサイトで情報を入力をしてしまった場合、クレジットカード情報の漏えいや、犯罪者による個人情報の悪用等の可能性があり、非常に危険です。
 
フィッシング対策協議会は、SMSが届いても無視し、万が一、偽のサイトを開いても絶対に情報を入力しないよう注意喚起を行っています。
 
なお、フィッシング対策協議会は、11月27日時点で把握している偽のサイトのURLを以下のとおり公開しており、類似のフィッシングサイト等を発見した場合は、連絡するよう呼び掛けています。
 

Amazonブラックフライデーがターゲットか

Amazonは、年末のビッグセール「Amazonブラックフライデー&サイバーマンデー」を11月27日から開催しており、セールをきっかけにフィッシングメールが急増している可能性があります。
 
10月のiPhone12シリーズ発表の際には、Appleからの連絡をかたるフィッシング詐欺が海外で横行する等、社会的関心が高まっている内容をテーマにして、フィッシング詐欺のSMSが送付されています。
 
2020年の4月〜6月にフィッシング詐欺に最も狙われたのはAmazonとGoogleのユーザーという報告もあり、AmazonをかたるSMSには引き続き注意が必要です。
 
 
Source:フィッシング対策協議会
Photo:フィッシング対策協議会
(seng)

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