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電動バスとトラックのThe Lion Electricが量産を目指しSPACで上場へ

カナダの電動トラックとバスのメーカーThe Lion Electric Companyの米国時間11月30日、特別買収目的会社(SPAC)であるNorthern Genesis Acquisition Corpとの合併による上場計画を発表した。

合併後の同社はニューヨーク証券取引所に上場されるが、合併時の評価額は19億ドル(約1980億円)になる。両社は非公開株への投資で2億ドル(約210億円)を調達しており、約3億2000万ドル(約330億円)のキャッシュを保有する。

最近は電動車のメーカーが量産能力を獲得するためにSPAC経由で上場するケースが増えているが、今回はその最新の例となる。これまでArrival、Canoo、Fisker、Lordstown Motors、Nikola Corp.などが2020年にSPACによる合併を発表している。

Lionの場合、合併後のキャッシュは米国内の工場建設と、同社の先進的なバッテリーシステムの開発など同社の成長のために使われる。Lionは現在、カリフォルニア、イリノイ、インディアナ、ミシガン、ニューヨーク、オハイオ、オレゴン、ペンシルベニア、ワシントン、そしてウィスコンシンの9つの州の10カ所の再開発用地を検討している。同社によると、用地買収と整地は2020年内に行い、まだ名前もない工場の操業開始は2023年初頭の予定となっているという。

Lionはすでに、中型でヘビーデューティーな都市型の全電動トラックを、年産能力2500台の工場で生産している。現在、約300台が路上にあり、2021年には650台のトラックとバスを出荷する計画だ。すでにAmazon(アマゾン)との契約もあり、同社の「ミドルマイル」(中継輸送)のために10台が納車される予定だ。

この合併の完了は2021年の第1四半期を予定している。Lionの社名でニューヨーク証券取引所に上場され、ティッカーシンボルは「LEV」になる。LionのCEOで創業者のMarc Bedard(マーク・ベダード)氏は、現職に留まる。合併後の同社には、9名の取締役を擁する取締役会があり、ベダード氏の他に、会長としてPower SustainableのPierre Larochelle(ピエール・ラロシェル)氏、そしてAlgonquin Power & Utilities Corp.の創業者Ian Robertson(イアン・ロバートソン)氏とChris Jarratt(クリス・ジャラット)氏も加わる。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:The Lion Electric CompanySPAC電気自動車

画像クレジット:The Lion Electric Company

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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