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IoTとAIでビルのファシリティマネジメントを環境対応にするInfogridが16.2億円調達

既存のビルをIoTで「スマート」なビルにするInfogridが、1550万ドル(約16億2000万円)を調達した。このシリーズAの投資ラウンドはNorthzoneがリードし、JLL SparkとConcrete VC、The Venture Collective、Jigsaw VC、匿名の不動産投資グループ、そして同じく匿名の大規模な国際的資産保有者、不動産投資専門のStarwood Capitalという説あり(Sky News記事)、が参加した。

Infogridは、IoTのセンサーとAIによる独自の分析技術を組み合わせて、グローバルな銀行やスーパーマーケット、レストランチェーン、そして英国の国民保健サービスNHSといった一部の巨大グローバル企業のファシリティマネジメントを改善している。Infogridはまた、建物の実利性と資産価値を守りながら環境負荷や社会的費用を下げるというミッションを掲げている。

Infogridのシステムは、たとえば冷蔵設備や施設の設置箇所の温度が規定範囲を超えていることを検知し、空気の質をチェックし、水道管内部のレジオネラ菌など細菌やウイルスの有無を検出する。

元英国陸軍の将校で創業者でCEOのWilliam Cowell de Gruchy(ウィリアム・カウエル・デ・グルーキー)氏は声明中で次のように述べている。「これまでは有効でスケーラブルな技術がなかったため、ファシリティマネジメントは、世界最大の資産クラスを扱っているにもかかわらず、デジタル化の恩恵にあずかることができない産業といわれていた。しかしInfogridのエンド・ツー・エンドのスマートビルディングシステムがついに、ビルの保有者である企業にインサイトとコントロールとアクションを与える。この新しいインサイトとオートメーションによって、企業は事業の効率を高めるとともに、社員の幸福とビルディングの環境貢献も高める」。

NorthzoneのパートナーJeppe Zink(ジェッペ・ジンク)氏は「世界はいま、史上最大の都市化を経験しており、建造物は年間炭素排出量の39%を作り出している。Infogridの長期的未来に環境負荷を与えないビルディング技術は、投資家にとって文句なく魅力的である」と付け加えた。

カテゴリー:IoT
タグ:Infogrid資金調達

画像クレジット:Ratnakorn Piyasirisorost / Getty Images

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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