Virgin Orbitが、次の軌道飛行の予定日時を発表した(Virgin Orbitリリース)。Virgin Orbitは次の軌道飛行試行の目標時期を発表したが、それは今年初めに行われたデモンストレーション発射に続くもので、ロケットを搭載機、打ち上げ機から切り離して重要な宇宙への旅の続きを部分を続けようと独自エンジンに点火するまではするまではほぼ順調にいっていた。同社によると、その最初の試みに基づいて、エンジンシステムや輸送機、データシステムを含む多くのアップグレードを行っており、二度目のさらに良いデモフライトが期待されている。
次の打ち上げは米国時間12月19日で、米国太平洋時間標準時午前10時〜午後2時(日本時間12月20日午前3時〜7時)に予定されている。延期時には翌12月20日、さらに遅れるときにはその後の数週間のいずれかの日で、時間は同じだ。このデモンステレーションはVirgin Orbitの打ち上げシステムの完全な打ち上げサイクルを含み、ボーイング747旅客機を改造した打ち上げ機であるCosmic Girlと、巡航高度でCosmic Girlから分離するロケットLauncherOneも登場する。その後ロケット自身のエンジンが点火し、積荷として小さな衛星を乗せた宇宙への旅が始まる。
Virgin Orbitのシステムがユニークなのは、離着陸が普通の空港から行われるため専用の打ち上げ場が不要で、比較的揚力の低い地球上の場所ならどこからでも打ち上げることができる柔軟性が望める点だ。小さな衛星企業でも、SpaceXのように大型ロケットのスケジュールを待たされたり、Rocket Labなどに高い料金を払うことなく、わずか1機または数機の宇宙船を自分たちのスケジュールで安価に打ち上げられるようになる。
2020年5月の前回、Virgin Orbitの飛行は離陸からLauncherOneの搭載機(747改造機)からの分離まで完全にうまくいった。ロケットのエンジン点火も予定時間どおりだった。しかしエンジンの停止は、何らかの異状を発見して内蔵の安全システムが正しく動いたという点でのみ正常だった。
Virgin Orbitは二度目の挑戦で、第1段階の動力飛行と次の段階を始動までは完全であることを示したいと考えている。今回は技術的にはまだ実証ミッションであり、その主な目的はデータ収集であるにもかかわらず、実際に顧客の衛星を搭載するため、多少リスクは高い。
搭載されている10個のペイロードはNASAのもので、米国に拠点を置く大学や学術機関が全面的に作成した様々な科学的・教育的プログラムを代表するものだ。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)