ベンチャーキャピタルファンドを運営するKVPは12月2日、長野泰和 代表取締役社長によるマネイジメント・バイアウト(MBO)を実施し、親会社であるKLabが保有するKVP株式の買い取りを12月1日に行ったと発表した。これに伴い、社名も「ANOBAKA」(アノバカ)に変更した。シード期のスタートアップ対象VCのファンド運営を通して、より積極的に投資活動を行い、今後は投資という枠を超えた取り組みにも挑戦する。
同社は2016年5月よりシード期に特化したベンチャーキャピタルとして活動を開始。これまで80社以上のスタートアップへの投資を実行し、その成長をサポート。「日本の起業の裾野を広げ、『夢や情熱を持つ人が、だれでもチャレンジできる社会』を実現するため、より投資活動を積極的に行い、さらには、投資という枠を超えた取り組みにも挑戦していかなければならない。」との思いから、親会社であるKLabと協議の上、MBOを実施し、独立に至ったという。
今回のMBOに伴い社名も「ANOBAKA」(アノバカ)に一新。世の中から「常識はずれ」「ありえない」といわれるような夢やアイディアや人の中に、いつか世界を変えるような力があるはずという。
「成功するのは優秀なやつではない、勇気のあるやつだ」という想いをモチーフとして「Empowering Mad Dreams」をビジョンに掲げ、ひとりでも勇気のある「あのバカ」の夢の実現に邁進していきたいとの願いを、新しい社名とスローガンに込めているとした。新たなビジュアルのアイコンとなっているのは無骨な石。世の中が気づかないような「原石」たちの中に光を見つけ、勇気を与え続けるという願いを込めているという。
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カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:ANOBAKA、MBO、VC / ベンチャーキャピタル(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/12/02/anobaka/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa