Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)は、ニューメキシコ州にあるピカピカの新しいSpaceport America(未訳記事)で初となるVSS Unity宇宙船のロケット推進飛行を行う計画を明らかにした。この宇宙船は早ければ12月11日(Virgin Galacticリリース)にも飛行する可能性があるという。
今回計画されている飛行は、将来の商業用宇宙港からの3回目の飛行となるが、過去2回の飛行はロケット推進飛行ではなく滑空飛行だった。VSS Unityがスロットルを開けるのは約2年ぶりとなる。この時、Unityはマッハ2.9ほどの速度を記録し、宇宙の端に触れた(未訳記事)。
その後、同社とその宇宙船は、カリフォルニア州モハーヴェからニューメキシコ州のSpaceport Americaにホームを移した。この新しい宇宙港はやがて、短い宇宙旅行へ飛び立つ前の乗客が集まるラウンジとなることが期待されている。
滑空飛行では、Unityは高高度までVMS Eveと呼ばれる母機によって運ばれ、地上へ制御降下した。すべてがきちんと組み上げられていること、そしてより本格的なロケット推進の厳しさにも準備が整っていることを示した。
本来ならば、この動力飛行は2020年のもう少し早い時期に行われる予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する予防措置のために遅れていた。しかし、天気に恵まれれば、来週には再びUnityの飛行を見ることができるはずだ。
この飛行は厳密にはテスト目的ではない。小規模な打ち上げプロバイダと契約しているNASAの飛行機会プログラム(Flight Opportunities Program)の下、宇宙とその近くで実験を行うためのペイロードをいくつか搭載する予定になっている。Blue Originのような宇宙旅行を志す他の企業も、大気圏の端を短時間訪問するためにペイロードを搭載している。
もちろん新型コロナウイルス感染症はまだ深刻な問題であるため、ヴァージン・ギャラクティックは現場にいる人を最小限に抑えることで感染予防に務める。現場にはメディアやゲストを入れず、必要な人員だけを配置することになっている。
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カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin Galactic
画像クレジット:Virgin Galactic
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(翻訳:TechCrunch Japan)