Appleは昨年Mac Proと同時に発表したPro Display XDR向けにキャリブレーションツールを公開しています。ツールはサポートサイトで配布され、最新のPro Display XDRのファームウェア(4.2.30)をインストールすることで使えるようになります。
経年変化するディスプレイの色
昨年、Mac Proと同時に発表されたPro Display XDRは「世界最高のプロ向けディスプレイ」として、色の再現においても卓越した正確性をもつと宣伝されています。しかし一般的にディスプレイは使用を重ねるごとに色が変化し、購入時に高い正確性を持っていたとしても、徐々に色の再現度は低下していくとされます。これはPro Display XDRでも同様だと考えられ、Appleは修正ツールの配布を開始しました。
キャリブレーションと呼ばれるディスプレイの色の修正は200時間程度の利用に1回行うのが適正とされ(EIZOによる説明)、この作業を行うことで購入時の正確な色の再現性を取り戻すことができます。またディスプレイには個体差があり、その個体差を修正するためにもこの作業が必要とされます。
今回公開されたPro Display XDR向けのキャリブレーションツールはAppleのサポートサイトから入手できます。なお日常生活でMacを利用するユーザーにこの作業が必要かと言えば、必ずしも必要ではないのですが、Mac ProやPro Display XDRはプロ向けの機材であるため、こうした微調整が必要になるのでしょう。
Source:AppleInsider
(KAZ)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania