AppleはiPhone12シリーズ発売を機に、iPhoneへの電源アダプタと有線イヤホンEarPodsの同梱を廃止しました。ところがブラジル政府がこの方針に対し「待った」をかけたようです。
ブラジル政府がAppleに説明を要求
ニュースサイトiPhone Hacksによると、ブラジル政府がAppleに対し、iPhoneに電源アダプタを同梱しない理由を説明するよう問いただしたとのことです。
Appleは、同梱物を減らすのは環境保全のためと説明しましたが、ブラジル政府はこの回答に納得しませんでした。ブラジル政府は、古い電源アダプタを使い続ければ充電プロセスに悪影響を与えたり、安全性に問題が生じたりする可能性があることについてAppleが一切説明をしていないと述べています。
また他社の電源アダプタを使用してiPhoneに問題が発生した場合、保証の対象にならないことも問題視しています。
ブラジル政府はさらに、「一般に消費者はスマートフォンには電源アダプタが同梱されるのが当然だと考えている。Appleは同梱していない事実を十分に周知していない」「同梱しないことがどれだけ環境保全に貢献するかの説明が不十分」とも主張しています。
ブラジル消費者保護機関が調査中
現在ブラジルの消費者保護機関(PROCON)が調査を行っており、Appleが電源アダプタを同梱しない理由が正当ではないと判断されれば、罰金が科せられるとともに、iPhoneへの電源アダプタ同梱を義務付けられる可能性があります。
実際フランスでは法律により、iPhoneへのEarPods同梱が継続されています。
Source:iPhone Hacks
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-332284/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania