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白物・美容家電ライター 田中 真紀子が選ぶ家電AWARD 2020

 

家事を楽しむことは暮らしを楽しむこと。
それを教えてくれた家電たちです。

今回、「面倒な家事をワクワクに変えてくれた」という観点で1位に挙げたのが、アクアの全自動洗濯機『Prette』です。洗濯機に、部分汚れが簡単に落とせる超音波洗浄機をくっつけちゃうという大胆さ、斬新さ。それも、ボタンを押してユニットを引き出せば、自動で洗剤液が流れてくるから、超音波ホーンの先に汚れを当てるだけ、と簡単です。しかも汚れが、落ちること落ちること!襟元の汚れから、食べこぼし、マスクについたファンデ汚れまで、見る見る落ちていきます。あまりに気持ちよく落ちるので、今は洗濯前にまず「今日はどれを部分洗いするかな~」と汚れを探すのが楽しみに(笑)。

14㎏という業界最大容量も魅力でした。最初は、こんなに大きい洗濯機は、わが家にはムリだと思いきや、意外とコンパクトだというので、念入りに計測したうえで納品してもらったら……余裕入っちゃいました。以前は6kgタイプだったので倍以上の容量は未知の世界でしたが、どんなに洗濯物を溜めてもまとめてジャブジャブ洗えちゃうし、タオルケットや毛布もゆったり洗えるし、「大きいことはいいことだ」を実感。特にこのコロナ禍、一度着たものは必ず洗うようになったので、この容量はますます重宝しています。


2位に挙げた『Shark EVOPOWER SYSTEM』も、斬新さが光る1台。掃除機っぽさを感じさせないスタイリッシュなデザインやカラーもさることながら、絶妙な重量バランス、吸引力の強さ、軽々進む自走感、ハンディやアタッチメントの使いやすさ、ゴミの捨てやすさ、ブラシに髪が絡まない快適さ……などなど、特徴を挙げたら枚挙にいとまがありません。私自身、これに出会い、使うことで「掃除のしやすさは、吸引力だけでも、軽さだけでもない」と改めて実感し、モノ選びについて新たな指針を与えられた思いでした。


続く富士通ゼネラルのエアコン『ノクリアSVシリーズ』は、今年の夏に寝室で大活躍。横幅70cmを切るコンパクトさもさることながら、ファブリック調の落ちついた質感に惹かれました。確かにエアコンは壁やカーテンの近くにあるのだから、それになじむファブリック調にした、というのは理にかなっています。折しも設置してもらった直後に梅雨が明け、大変な猛暑が到来し、連日の熱帯夜に。そんななかでも寝苦しさを感じることなく快眠できたのは、湿度もしっかり下げてくれる「さらさら冷房」のおかげだと思っています。コンパクトでも、熱交換器おそうじ機能を搭載するなど清潔に使えるのも、睡眠中の空気を考えるうえで大きな安心につながりました。


4位、5位には調理家電をピックアップ。このコロナ禍で夫も息子も自宅にいる時間が長くなり、一日中「何食べる?」と聞いてばかりいるストレスから解放してくれた2製品です。

パナソニックのスチームオーブンレンジ『Bistro』NE-BS2700でよく活用したのが、「凍ったままグリル」機能。下ごしらえして冷凍しておいた食材を、解凍せずにおいしく焼き上げてくれるので、時間があるときにまとめてつくっておけば、「今日はご飯作りたくない」というときもすぐに作れます。あとは、材料を入れるだけでおいしいカルボナーラなどのパスタが作れちゃう「ワンボウル」メニューも使い倒しました。


シャープの『ヘルシオホットクック』も、ラクしておいしい料理が作れる代表格。ホットクックとの付き合いはかなり長いですが、今年発売の新モデルは、今人気の低温調理ができるようになったので、コロナ禍で増えた(私の場合はそれ以前からですが……)体重の管理に役立ちそう。

上記5つ以外にも、在宅時間が増えたことで使い始めた家電も多くあり、今年は特に家電のありがたみを実感した年になりました。

 

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