近年のナビゲーションサービスの進化は目覚ましい。Techable(テッカブル)でも、スマートフォンのナビ機能にAR表示が追加された「Osaka Metro Group案内アプリ」や屋内ナビ機能を実装した「PinnAR」、ヘッドセットにARナビを表示し手術をサポートする「Xvision」などを取り上げ、「PinnAR」についてはインタビュー記事も公開している。
そんななか、株式会社ビーブリッジは、ARナビで直感的なナビゲートをしながらスポットの情報を共有できるアプリ「coconey(ココニー)」をリリース。道案内とスポット情報を提供し、ユーザーの移動体験に新たな価値を見出していく。
道案内とスポット情報シェア
同アプリの機能として注目したいのが、スポットの情報をシェアできるというもの。自分が行きたいスポットやお気に入りのスポットをテーマごとにリスト化し、そのスポットリストを友だちや家族とシェアすることができる。この機能により、一緒に出かける予定の相手に事前にリストをシェアすることで、行き先の決定がスムーズになるだろう。
また、リストをもとに自分だけのオリジナルマップを作ることも可能。これにより、自分の好みにあったスポットがひと目でわかる世界にひとつのマップが完成する。
「coconey」に期待できる効果とは?
同社は、「coconey」を広げることでユーザーの移動体験やエリア価値を高めるとともに、印刷・紙資源を削減したり、放送・メディア・雑誌発行後などに使われなくなった有益な情報を有効活用したりと、さまざまな効果を期待しているようだ。
VR・ARのコア技術を活かした事業を展開をする同社は、2019年より多言語・多通貨対応のお土産情報プラットフォームアプリ「souveni(スーベニ)」を提供中。今年6月には、Plug and Play Japan株式会社主催の「アクセラレーションプログラム Summer/Fall 2020 Batch」において「Fintech部門」に採択されている。
そんな同社の新たなサービスの今後に注目したい。
- Original:https://techable.jp/archives/143937
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口