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家電+ライフスタイルプロデューサー・神原サリーが選ぶ家電AWARD 2020

 

ニューノーマルな暮らしの中でリメイクの
楽しさに気づかせてくれた〝うふふミシン〟

黒一色のスタイリッシュなデザイン、コンパクトさに加えて、1万円というお手ごろ価格に惚れ込んで予約をしたのは今年初めのことでした。買ってからすぐに使えるように動画が充実していて、スマホスタンドまで付属しているなど、メーカーさんの愛が詰まったミシンがいいなあ、久しぶりにホームソーイングを楽しんでみようかなと思ったのです。単3のアルカリ乾電池4本でも動く“コードレスミシン”なので、軽くてどこにでも持ち運んで使えるのが本当に便利!書斎のスタンディングデスクに置いて立ったままだってOKなんですから。

同梱されている黄色のミシン糸もステッチが可愛く仕上がるので気分が上がります。ステイホームを余儀なくされたけれど、こういう状況だったからこそ、わざわざ布地を買いに行かなくても愛用してきたカバー類やカーテン、バンダナやハンカチ、着古したワンピースなど、身近にあるファブリックや衣類などをリメイクして楽しむことに目覚めたのだと思います。今はアトリエの本棚に収まって、仕事の合間に縫物をして、それが私のリフレッシュタイムになっています。サスティナブルな家電という点でも文句なしの1位ですね。


2位にランクインしたのはシャークの『EVOPOWER SYSTEM』。これを初めて見たときには家でもアトリエでも絶賛愛用中のハンディクリーナー『EVOPOWER』が、とびきりスタイリッシュでパワフルなコードレススティックとしてバージョンアップしていて本当にびっくりしました。しかも北欧デザインを思わせるノルディックブルーが素敵で、フローリングの床にぴたりと密着してすいすい掃除ができます。充電ドッグにもなるスタンドには、レイアウトに合わせて左右どちらにもアクセサリードッグが連結できるようになっているところもいいですよね。着脱がワンアクションで済むところもスマート。ボタンをスライドさせればふたがパカッと開いてゴミが落ちるのもエヴォパワーならではの便利さです。


3位のタイガーの炊飯器は、同社の炊飯器シリーズの50周年記念モデルとして発売されたものですが、今年の炊飯器の中でもダントツの仕上がりではないでしょうか。京都の某料亭で食べた土鍋ご飯の味が忘れられないのですけれど、それをも超えるほどの粒感、香り、甘み、弾力――3合炊いても、1合でも――で、50周年記念にふさわしい名作だと思っています。特に重みのある中ぶたをセットして炊く1合は、カニ穴といい艶といい極上で、やられた!という感じ。銘柄炊き分けも今回初めて搭載されていますが、水分率、たんぱく質やアミロースの量など、各銘柄の持つ特徴を科学的に細かく分析し、それぞれのお米に合った炊き方で炊き上げるため、納得のおいしさです。


白物家電ではないパナソニックの『プライベート・ビエラ』を4位にしたのは、おうち時間の楽しみ方がぐんと充実したから。画質のよさはもちろんですが、使い始めもほとんど直感操作でOKだったのも”うふふポイント”の1つです。プライベート・ビエラに録画した番組はもちろん、リビングで使っているブルーレイレコーダー「ディーガ」と「お部屋ジャンプリンク」で連携して「ディーガ」に録画している番組もプライベート・ビエラに転送可能なので、これまで録りためたお気に入りの番組を寝室やお風呂で見られて感動しています。


UCCのドリップポッドは、3代目のこのモデルになってデザイン性がアップしたことと、味わいのバリエーションも増えてドリンクタイムの楽しみが広がったのがランクインの理由。来客の多いアトリエで一番活躍している家電かもしれません。

 

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