Apple Watchの心電図アプリにおいて、心拍数が100拍/分〜150拍/分でも心房細動を検出できるようになる新バージョンが、米国食品医薬品局(FDA)の認可を取得したと、MobiHealthNewsが報じています。
心房細動検出範囲を、150拍/分まで拡張か
MobiHealthNewsによれば、Appleが心電図アプリの新バージョンについてFDAから認可を取得、「高心拍数下での心房細動」カテゴリが追加出来るようになったとのことです。
同メディアは、この第2世代心電図アプリでは心拍数測定と異常心電図などの分類範囲が150拍/分まで拡張されること、この新しい分類の特異度(病気が無い患者群での検査の陰性率)が99.3%で、感度が95%であることを伝えています。
Appleは、「Apple Watchによる、心拍数が120拍/分を超えた状態での心房細動の検出」について、FDAへの認可申請を行っていないと報じられていました。今回のMobiHealthNewsの報道通りであれば、心電図アプリの新バージョンでは心房細動の検出範囲が拡張されることになります。
iOS14.3とwatchOS7.2の組み合わせで実現か
AppleがiOS14.3およびwatchOS7.2ベータ版について開発者向けに公開した文書に、「バージョン2 アルゴリズム」が追加され、そのベータコードを解析した結果、心電図アプリによる心房細動検出機能に新しいアルゴリズムが導入される可能性があると、MacRumorsが報じていました。
日本でも、心電図アプリが有効化できるようになるのも近いと噂されていますが、見通しについて不明なままです。
Source:FDA via MobiHealthNews
Photo:Slots for iPhone
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania