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AIによる感情分析で新しい自分を発見!? ジャーナリングアプリ「muute」登場

頭に思い浮かんだことをありのままに書く「ジャーナリング」には、自分の思考や日々の行動を振り返ることで心身の健康と自己肯定感を向上させるという効果が期待されているようだ。

このたび、ミッドナイトブレックファスト株式会社は、この「ジャーナリング」を気軽に実践できるアプリ「muute」の提供を開始。SNSでは書けないことや人には言いたくないことを書ける、ひとりでもソーシャルでもないジャーナリングパートナーとしてユーザーをサポートしていく。

自分の感情・思考を直感的に整理する

同サービスでは、AIがユーザーの投稿内容や投稿時の位置・時間・天気などの情報を自動分析し、一人ひとりにパーソナライズしたフィードバックを提供する。

ユーザーは、思ったことや感じたことを日記のように自由に書く「フリー・ジャーナリング」と、muuteからの質問に応えながら書く「ガイド・ジャーナリング」から選んで投稿。

その投稿をもとにした感情や思考の分析結果「インスピレーション」が届き、「よく使っている言葉」や「考えていること」などを改めて把握することができる。特に「考えていること」は、脳内メーカーのような直感的な表示で、思考の整理がしやすそうだ。この分析結果はリアルタイムに、そして毎日届くので短期間の自分を振り返るのに便利だろう。

感情・思考の流れを把握する

もっと長期的に自分を振り返りたい場合は、毎週・毎月届くフィードバック「インサイト」が役立ちそうだ。これは、ユーザーの複数の投稿から感情や思考の傾向をAIが解析し、手紙のような形でフィードバックしてくれるもの。

例えば、1週間の投稿のなかで最もポジティブだった内容や最もネガティブだった表現などをピックアップし、感情の揺れなどを指摘したり、その週の感情変化に最も影響があったモノやコト(時間・天気・人間関係など)を分析したりと、期間中のユーザーの心の動きとその要因などをフィードバックする。

そのほか、感情のリズムをグラフ化し、週のどのあたりに精神的疲れを感じているかなどを把握しやすくしているのもポイントだ。

高満足度アプリ、今後の展開は?

「muute」は今年7月・8月の約8週間にデジタルネイティブ世代(15~25歳)500名程度を対象にβテストを実施。

その結果、「知らない自分に気づけた」という回答が81%、アプリを使い続けたいと回答したのが9割以上という成果を得た。ユーザーからは「フィードバックがもらえること、ヒトじゃなくAIなので気軽に書けるところが嬉しい」「鍵アカウント以外で文章での吐き出し口が欲しかった。自分としてはありがたいアプリ」などの感想が寄せられている。

今後は、カラーパターンとダークモードを気分に合わせて選べる機能やプライバシーロック機能、音楽ストリーミングサービスなどの外部サービスと連携した機能を実装予定。また、muuteのAI技術の核となる感情分析アルゴリズムの継続的な改善と、外部のメンタルヘルスの専門家と協業したガイド・ジャーナリングやフィードバック機能の充実化を図っていくとのこと。

PR TIMES

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