【特集】GP AWARD 2020
5G対応が話題となった今年のスマホ。中でも、最新機種が出そろった秋冬スマホは、人気の「iPhone」が正常進化し、バリエーションもさらに充実。一方、折り畳み機構で使いやすい大画面を携行できる端末や、時代を見据えて丸洗いを可能にした機種など、ユニークな個性派も登場している。そんな秋冬モデルのお勧めを、デジタル・ガジェットのプロである井上晃さんがご紹介!
■スマホは好みや使い勝手で選ぶ時代に
長年、スマホの世界を追いかけている井上晃さんは、今年登場した注目モデルを俯瞰しながら「百花繚乱の状態が加速しましたね」と語る。
「人気のiPhoneは、まさに正常進化といった印象です。最新のシリーズでは、これまで定評のあった機能を一段とブラッシュアップするとともに、ニーズの高いカメラ機能については大幅に進化させてきました。実際に使ってみると、ひと世代前のモデルに比べ、多くのシーンでより美しい写真を撮影できたのが印象的です」
まさに横綱相撲といった感のあるシリーズに対し、他のブランドはユニークな機能を搭載している。
「SAMSUNGのGalaxy Zシリーズは、折り畳めるディスプレイを搭載したフォルダブル端末を2タイプ取りそろえていますし、LGのVELVETように、デュアルスクリーンでマルチタスクを快適にこなせるモデルも登場しています。また、日本の富士通からは、手と一緒に泡タイプのハンドソープなどで洗えて、清潔に使えるイマドキの端末も登場しました。今やスマホは、完全に好みや使い勝手で選ぶ時代になりましたね」
まさに百花繚乱の状態にある最新スマホ。あなたにマッチするモデルもきっと見つかるはずだ。
スマートフォンやタブレットといったデジタルギアを軸に、最新ガジェットやITサービスについて精力的に取材。Webメディアや雑誌を中心に、速報、レビュ ー、コラムなどを寄稿する
1. 傑出したカメラ性能で日常を美しく記憶する
Apple
「iPhone 12 Pro/12 Pro Max」(11万7480円~/12万9580円~ いずれもSIMフリーモデル)
複数の画像からベストショットを合成する“スマートHDR 3”や、超広角撮影時やインカメラのナイトモード対応などで、写真が格段に美しくなりました(井上さん)
シリーズで初めて5Gに対応し、それに合わせてデザインを刷新した最新のフラッグシップ機。iPhone 12 Proは6.1インチ、同Pro Maxは6.7インチの“Super Retina XDRディスプレイ”を搭載する。カラーは光沢あるパシフィックブルーやゴールドなど全4色を用意。
2. 折り畳めばスマホ、開けばタブレットの二刀流
SAMSUNG
「Galaxy Z Fold2 5G」(25万9980円 au /新規契約・一括支払)
ディスプレイサイズに限りのある普通の端末はマルチタスク対応に限界がありますが、これは広げて大画面で作業できるので便利です(井上さん)
折り畳めばスマホ、開けばタブレットと、複数のデバイスを携行する感覚で使えるフォルダブル端末。畳める有機ELディスプレイは、開いた状態で7.6インチ、閉じた状態で6.2インチと、従来機種よりサイズアップしている。一度に3つのウインドウを開けるなどマルチタスク性にも優れる。
3. フルスクリーンがポケットに収まる折り畳み式
SAMSUNG
「Galaxy Z Flip 5G」(18万5835円 au /新規契約・一括支払)
端末の上半分を好みの角度で任意に固定できるので、撮影時はカメラアングルを固定しやすく、またビデオチャットなども手軽に楽しめます(井上さん)
かつての二つ折りケータイのようにコンパクトに折り畳めるフォルダブル端末。約6.7インチの有機ELディスプレイは、ブルーライトを軽減しながら美しい色彩表現も実現した。任意の位置で固定できる“フリーストップフォールディング”の採用で、撮影や動画視聴もラクに楽しめる。
4. 1画面 or 2画面を使い分けられてマルチに活躍
LG エレクトロニクス
「LG VELVET L-52A(デュアルスクリーン付)」(8万8704円 ドコモ/新規契約・一括支払)
マルチタスクを見やすくスムーズにこなせる端末です。メイン画面に表示していたアプリを簡単操作でサブ画面へ移せるなど使い勝手もいいですよ(井上さん)
本体のメインスクリーンには縦横比が約20.5:9となる約6.8インチの有機ELディスプレイを、専用ケースにそれと同サイズのサブスクリーンを備えた2画面端末。独自の “LG 3Dサウンド” の効果で、映像に合わせた最適な音響を楽しめる。
5. ちょうどいいサイズ感と上質な仕立てが魅力
Apple
「iPhone 12 Mini」(8万2280円~ SIMフリーモデル)
背面にはツルツルしたガラスを、側面にはアルミ製フレームを使っていて、全体的に質感が高い仕上がり。カラバリが豊富なのも魅力ですね(井上さん)
ボディのコンパクト化で携行性を高めた “ちょうどいいサイズ感”が魅力。5Gへの対応や高性能な “A14 Bionic” チップの搭載、広角/超広角カメラの採用など、iPhone 12の美点はそのまま継承する。カラーはブルーなど全5色。
6. 泡ハンドソープなどで丸洗いできて清潔に使える
富士通
「arrows NX9 F-52A」(7万6032円~ ドコモ/新規契約・一括支払)
常に携行するスマホには多くの菌が潜んでいるといわれます。これは泡タイプのハンドソープや食器用洗剤で丸洗いできるので安心して使えます(井上さん)
これまで防水性の高さを謳う端末はいくつかあったが、このモデルは手を洗うのと同じように、泡ハンドソープで丸洗いできる点に注目。また、約1.5mの高さからコンクリートに落下させても割れにくいほか、MILスペックにも準拠するなど、タフ性能もハイレベルだ。
※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています
<取材・文・写真/アップ・ヴィレッジ>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/340985/
- Source:&GP
- Author:&GP