2020年はセイコー創業140周年としてさまざまな記念ウオッチが発売されましたが、2021年は1960年代から'70年代にかけて人気を博した国産腕時計のトップブランド「キングセイコー」の生誕60周年を迎えます。
これを記念し、2021年1月22日より復刻モデルの発売が決定しました。2代目キングセイコー“KSK”をベースに、いまだ古びないオリジナルデザインをできる限り忠実に再現しつつ現代的なアップデートも施した、特別なモデルです。
「セイコー創業140周年記念限定モデル キングセイコーKSK”復刻デザイン」(希望小売価格35万円/税別)のベースは、1965年にリリースされ“KSK”と呼ばれた2代目キングセイコー。初代モデルにはなかった防水性能や、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規制機能を備えるなど、当時の最先端機能を有したこの機械式時計のデザインを現代の技術で再現しています。
存在感のある太い“かん足”や、同じく太く長い針、多面カットが施された立体的なインデックスなど、半世紀以上たった今でも色褪せない当時のデザインを踏襲。落ち着いたブラックのクロコダイルレザーのストラップも、オリジナルモデルを模したもの。
12時位置のインデックスのライターカット、りゅうずとストラップのバックルに施されたセイコーの文字やロゴ、防水仕様の証である「W」マークといったこだわりのディティールも押さえています。
また、エッジが立ったシャープな印象のケースは、オリジナルモデルの36.7mmから38.1mmへサイズアップし、当時アクリルガラスを採用していた風防は、新開発のボックス型サファイアガラスでそのシルエットを再現。さらに、オリジナルの手巻式ムーブメントに代わってブランド内で最も薄い自動巻キャリバー6L35を採用し、スリムなフォルムを実現するなど、現代的なアップデートも加えられています。
裏蓋には、数量限定の証である「Limited Edition」の文字とシリアルナンバーを刻印。「盾」をモチーフとしたクレストマークが記されたイエローゴールドメダリオンも歴史を感じさせます。低重心化による抜群のフィット感もオリジナルモデルから受け継いだ特長です。
ムダのないシンプルなデザインの上質な1本は、フォーマルシーンからカジュアルな装いまで幅広く合わせられそう。1月22日より国内、海外で順次発売予定です。
<文/&GP>
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