ユカイ工学株式会社が開発した、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」は日本をはじめ米国・台湾・香港・シンガポールで2018年より販売され約1年で累計販売数1.5万匹を突破。ちなみに、今年8月にオープンした「b8ta」でも販売されている。
その「Qoobo」の新しい仲間として今年3月にCAMPFIREに登場したのが、ひと回り小さくなった「Petit Qoobo(プチ・クーボ)」だ。愛らしいサイズ感にくわえ、より愛着を持てるプログラムを備えた同製品は、目標金額の2671%を達成し6月より事前予約を開始。発売前の予約数は、クラウドファンディング支援数とあわせて2500匹を超えている。
そんな「Petit Qoobo」の一般販売が12月19日より開始するようだ。
音や声、撫でる強さにも反応
「Petit Qoobo」のしっぽは、優しく撫でられると「フワフワ」と、たくさん撫でられると「ブンブン」と反応する。また、音や声にも反応するようになり、大きな音にびっくりしたり声をかけるとぴくっと反応したり、ときには気まぐれにしっぽを振ったりとしっぽの動きで擬似的なコミュニケーションができるのがポイントだ。
同製品は、「なんとなくずっと一緒にいられる」「精神的にも物理的にも、もっとそばにいるような存在」を目指して開発された。音や声に反応することで、積極的に関わらなくても、同じ音や声を認識していると実感できるというわけだ。
サイズ感と鼓動感がたまらない
また、サイズを小さくしたことでバッグなどに入るようになり、一緒に外出することも可能となった。このサイズ感が「Petit Qoobo」を「家以外でも一緒にいられる存在」にしたとも言えるだろう。
そして、「Petit Qoobo」をまるで生きもののように感じられるユニークな機能も実装。振動するアクチュエータを細かく制御することで鼓動のような振動を感じることができるという。そっと抱きしめたり隣で横になったりすると聞こえてくる「トクトクトク……」という音が癒やしや安心感を与えてくれそうだ。
自宅で過ごす時間が増えたという人やアレルギーなどでペットが飼えないという人への癒やしの贈り物としてもいいかもしれない。
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- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口