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2020年度上半期の国内タブレット出荷台数は過去最高、iPadがシェア53%獲得

Apple iPad 10.2インチ
 
2020年度上半期(2020年4月〜9月)の国内タブレット端末出荷台数が、2010年の統計開始以来、過去最高の461万台となった、とMM総研が発表しました。2020年度通年でも過去最高となることが見込まれています。iPadが調査開始以来、シェアトップを維持しています。

巣ごもり需要とGIGAスクール構想で需要拡大

MM総研によると、2020年度前半の国内タブレット端末出荷台数は461万台で、前年度同期比23.9%の増加を記録し、国内でタブレット端末が初めて出荷された2010年以来、過去最高の出荷台数となりました。
 
2020年度通年の出荷台数は前年度比40%増となる990万台で、過去最高を更新するだろう、とMM総研は予測しています。
 
MM総研は、タブレット端末の出荷台数が大幅に増加した2つの要因として、新型コロナウイルス感染症の影響で在宅時間が増えたことによる「巣ごもり需要」の拡大と、児童生徒に1人1台の端末を配布する「GIGAスクール構想」による需要をあげています。

Appleが11年連続でシェアトップを獲得

2020年度上半期のメーカー別出荷台数では、Appleが出荷台数244.2万台(前年度同期比27.0%増)で53.0%のシェアを獲得し、iPadが11年連続で1位の座を堅持しています。
 
iPadの中では、Wi-Fi + Cellularモデルが前年並みだったのに対し、Wi-Fiモデルが前年度同期比1.6倍と、出荷台数を押し上げています。
 
シェア2位以下は、NECレノボグループ、Microsoft、Huawei、Dynabook、富士通と続いています。
 

 

GIGAスクール特需は2022年度まで続く

GIGAスクール構想により特に出荷台数が伸びたのはiPadとWindowsタブレットで、それぞれ半期別の出荷台数として過去最高を記録しています。
 
MM総研は、GIGAスクール構想による需要拡大は2020年度下半期に本格化するほか、高校への適用拡大が予想される2022年度まで続くだろうと予測しています。
 
 
Source:MM総研
Photo:Apple
(hato)

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