12月20日に生放送される「M-1グランプリ 2020」。Supership株式会社が運営する参加型VR配信プラットフォーム「XRstadium(エックスアールスタジアム)」にて、同大会の敗者復活戦と決勝戦の会場の最前列に設置した180度VRカメラからの映像が完全無料で配信される。
また、敗者復活戦と決勝戦の裏解説番組の配信も決定。今年の「M-1」はこれまでと違う角度からも楽しめそうだ。
VRで漫才を楽しむ!バーチャル会場も
年末の風物詩ともいえる漫才頂上決戦「M-1グランプリ」。「日本一の漫才師」の称号と優勝賞金1,000万円を賭けた漫才バトルに今年は過去最多となる5,081組がエントリーした。
「オズワルド」「ニューヨーク」など9組が出場する決勝戦と、決勝進出10組目の切符をかけて「ぺこぱ」や「インディアンス」などが出場する敗者復活戦が、12月20日にABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネットで生放送される。
そんな決勝戦と敗者復活戦の様子を、会場の最前列に設置した180度VRカメラ映像で配信することが決まった。また、「トータルテンボス」の生解説も配信され、「XRstadium」アプリをインストールしたスマートフォンからは生解説を聴きながら漫才を視聴することができる。
さらに、Oculus QuestなどのVRデバイスを使用すれば、「トータルテンボス」がVR空間に登場する「VRルーム」に参加可能。ここでは、バーチャル特設会場でアバター化した他のユーザーと一緒に生解説を聴きながら漫才を見ることができるようだ。
ちなみに、敗者復活戦は14時55分から、決勝戦は18時34分から配信予定。
「XRstadium」ではこんなコンテンツも……
Supershipは、デジタル広告、データコンサルティング、VR事業を展開するSupershipホールディングス株式会社の中核企業だ。その事業のひとつにVR配信プラットフォーム「XRstadium」がある。
同社は2018年、KDDI株式会社とともに「XRstadium」の提供を開始。コンテンツ第1弾として、日本プロ野球パシフィック・リーグ2018年シーズンの30試合以上を「パーソル パ・リーグTV VR」として3次元でのリアルタイムライブ中継およびビデオ配信した。
同コンテンツでは、VR空間の観戦用に撮り下ろした複数のカメラアングルを提供し、ユーザーの自由なタイミングでアングルを切り替えて観戦したり、試合の速報や選手情報、シーズンの成績などの情報を閲覧したりできたようだ。また、VR空間内では、離れた場所にいる家族や友人などと音声で会話を楽しみながら観戦することもできたとのこと。
以降、「M-1グランプリ 2019」最終決戦3組のVR配信や、11月8日から2ヶ月間にわたる豪華アーティストが週替わりで出演する音楽トーク番組「A-rtist STUDIO 〜私の音記憶〜」の配信など、「XRstadium」を通じてさまざまなコンテンツを提供している。
- Original:https://techable.jp/archives/144720
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口