iPhone基盤修理サービスを提供するFIREBIRDは12月16日、同社のデータベースを基に、iPhoneの故障原因等をまとめた分析結果を公表しました。データベースの集計期間は2020年6月1日〜11月30日、調査母数は681台となっています。
基盤故障の発生率は使用3年目から上昇傾向
FIREBIRDに修理依頼があったiPhoneのうち、半数以上は発売から3年以上経過した機種となっており、基盤故障の発生率は使用3年目から上昇傾向にあることがわかりました。以下はiPhoneの機種別に修理依頼件数をまとめたものです。
1位:iPhone8:18.36%(2017年9月発売、発売から3年経過)
2位:iPhone7:14.98%(2016年9月発売、発売から4年経過)
3位:iPhone X:14.10%(2017年11月発売、発売から3年経過)
4位:iPhone XS:13.51%(2018年9月発売、発売から2年経過)
5位:iPhone6s:8.52%(2015年9月発売、発売から5年経過)
基盤故障の原因トップは「自然に」
修理依頼があったiPhoneのうち、基盤故障の原因で最も多かったのは「自然に」で43.47%、次いで「水没(19.97%)」「落下(9.10%)」「その他(iOS不具合・メモリ容量不足など)(27.46%)」となっていました。
「自然に故障した」と回答した人たちのiPhoneは、「就寝中に充電器に挿しっぱなしにしていると朝起きたら起動しなくなっていた」「アプリ使用中に突然画面が消えて以降、全く起動しない」といった症状が起きていました。
「自然に故障した」と回答した人たちには「誤った充電習慣」がみられた
「iPhoneが自然に故障した」と回答した人たちの多くには、共通して以下のような「誤った充電習慣」がみられました。
- 充電ケーブルやアダプタ部品等が劣化した状態で使用を続ける
- MFi認証製品でない充電アダプタを使用し続けている
- 充電しながら長時間使用を繰り返す
Source:FIREBIRD
Photo:Pixabay-QuinceCreative
(kotobaya)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-334838/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania