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純正オプションで拡張性大幅アップ。「Surfaceでテレワーク」の可能性を広げる周辺機器5選

多くのオフィスワーカーたちにとって、2020年は(望む/望まないは別として)テレワークへの対応が急速に進んだ一年だったことは、疑う余地のないところでしょう。これまで外回りなどのために持ち歩いていたモバイルPCでの在宅ワークでは、設備の充実したオフィスでの業務と同等の生産性を上げるのは難しい……。そんな悩みを抱えながら慣れないリモートワークをこなしている人も少なくないはず。

2 in 1やラップトップといった、高いモバイル性能を誇る製品ラインアップが中心のマイクロソフト「Surface」シリーズも、一部モデルでは周辺機器接続ポートが多いとは言えませんが、実はワンタッチでデスクトップPC並みの拡張性を持たせることができる拡張ドックやハブから、作業を快適にしてくれるワイヤレス接続の入力装置まで、多彩な周辺機器の数々が純正で用意されているのです。ここではテレワークで真価を発揮するSurface純正オプション機器を5つ選りすぐってご紹介します。

ポート不足は『Surface Dock 2』だけあれば解決!

まず「とにかくSurfaceは外部機器の接続ポートが足りない!」というお悩みに効果てきめんな『Surface Dock 2』。Surface本体の充電などに使用するマグネット式のSurface Connect規格に対応した拡張ドックで、これ1台で電源供給はもちろん、4つの10Gbps対応USB-C、さらに2つのUSB-A、オーディオ、そしてギガビットイーサネットの端子を、手持ちのSurfaceにワンタッチで追加することができます。

ドックに搭載されたUSB-Cのうち2ポートは外部モニター接続にも対応しているため、PC本体とは別に外付けのディスプレイを2台増設することが可能。これさえあれば、自宅にいながら60Hzデュアル4Kモニター環境だって構築できます。よほどのことがない限りは、在宅ワークでのポート不足の悩みはこれ1台でほぼ解決するはずです。

ただし、持ち運びは想定されていないサイズ、さらにドック本体と同程度の大きさと重さがあるどっしりした電源アダプタの存在には要注意。あくまで机の上に常設する機器であると心得て。販売価格は3万2340円 (税込)。

Microsoft Surface Dock

可搬性と拡張性のバランスが良い『Microsoft USB-C Travel Hub』

『Surface Dock 2』の拡張性の高さは魅力ですが「働く場所を選ばない時代だから、もうちょっと持ち運びやすいほうが……」というニーズのほうが、もしかすると多いかもしれません。そんな、可搬性と拡張性のバランスを求めるユーザーには『Microsoft USB-C Travel Hub』(税込1万3200円)のほうがフィットするでしょう。

99.2グラムの筐体にUSB-C 3.2 Gen 2 ポートとUSB-A 3.2 Gen 2 ポート、ギガビットイーサネット、ディスプレイ接続のためのHDMI2.0とVGAのポートが各1基ずつ搭載され、PCとの接続にはSurface ConnectではなくUSB-Cを用います。そのためPC本体への電源供給はできないものの、USB-Cが使えるSurface以外のwindows PCやMac、ChromebookならびにAndroid端末でも周辺機器の接続に使用することができるとのことです。

非常にコンパクトかつ、スマホなどでも使いまわせることから、在宅勤務のみならず広義のリモートワークで幅広く活躍できる1台。USBポート数に不満さえなければ、活躍できる場が多いハブとして常備することをオススメできます。

Microsoft USB-C Travel Adapter Hub

省スペースと剛性感の両立。『Microsoft Designer Compact Keyboard』

2 in 1タイプのSurfaceを使っていると、長時間のタイピングに不便を感じる場面があります。かといってデスクトップ用の大きなキーボードをどこにでも持っていくのはなかなか難しい。そこで検討したいのが、最近発売されたばかりのBluetooth Low Energy 5.0対応無線キーボード『Microsoft Designer Compact Keyboard』です。

薄型デザインながらSurfaceのタイプカバーとは比較にならない剛性感があり、持ち運びに便利なのはもちろん、在宅ワークでの仕事が終わったらサッとテーブルから片付ける、といった使い方が可能。内蔵バッテリーをUSBから充電するスタイルでなく、あえてボタン電池(CR2032)を採用しているのも好印象です。ちなみに電池持ちは最長36ヵ月なので、電池切れの心配はそれほどありません。

また、「絵文字キー」やスクショが簡単に撮れる「画面スニッピングキー」といった独自キーが配置されているのも面白いところ。日本語キーボード版Surface Laptop Goと同じくスペースキー両脇に「A」「あ」キーを備えているのも、最近のマイクロソフトらしい仕様です。

Designer Wireless Compact Keyboard

『Microsoft Number Pad』でモバイルPCの弱点、数値入力を円滑に

モバイルPCの多くはテンキーが装備されていないため、Microsoft Excelなどの表計算ソフトウェアを使う業務ではどうしても作業効率が落ちてしまいがち。マイクロソフトは今年に入ってコンパクトな無線テンキーパッド『Microsoft Number Pad』をリリースしました。

発売タイミングこそ『Microsoft Designer Compact Keyboard』と前後したものの、筐体デザインとキータッチは統一された仕上がりになっています。表面から見るとごくシンプルなテンキーパッドですが、裏面には同キーボードと同様のボタン電池ボックス、最大3台のBluetooth接続デバイスを切り替えられるスライドスイッチがあり、外観だけでなく機能・ユーザーインターフェースの側面でもSurfaceシリーズとの一体感は抜群。

税込3150円で数値入力作業の生産性が劇的に改善するので、個人的には今回紹介するアイテムのなかでも特にオススメしたい一品。キーボード、ナンバーパッドともに本体のカラーに合わせて「グレイシア」と「マットブラック」の2色から選べます。

Microsoft Number Pad

マウスは定番の『Surface モバイル マウス』を選んで間違いなし

Surfaceシリーズにはトラックパッドつきのキーボードやペン、はたまた独特なインターフェースのSurface Dialまで多種多様な入力で座椅子が用意されていますが、ポインティングデバイスの基本となるマウスもひとつは備えておきたいもの。

『Surface モバイル マウス』は、定評あるマイクロソフト製マウスのなかでも定番の形状と機能で奇をてらわない安心感が魅力です。万人に握りやすいサイズとフォルム、しっかりした操作感のあるホイール、裏面にはアクセスしやすい乾電池カバーと、どこをとっても使いやすい定番品の魅力がギュッと詰まっています。無線インターフェースはBluetooth 4.01/4.1/4.2、販売価格は税込4180円。

Surface モバイル マウス

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