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120万画素1000fpsの撮影データをPCにリアルタイム転送できるUSB接続ハイスピードカメラ「INFINICAM UC-1」

120万画素1000fpsの撮影データをPCにリアルタイム転送できるUSB接続ハイスピードカメラ「INFINICAM UC-1」

IMAGICA GROUPのグループ企業フォトロンは12月21日、120万画素および1000fpsで撮影した画像データをPC側メモリーにリアルタイム転送できる新しいハイスピードカメラ「INFINICAM UC-1」の発売を開始したと発表した。価格は要問い合わせ。

INFINICAM UC-1は、撮影データを1/4以下の容量にリアルタイム圧縮し高速転送を行えるUSB接続ハイスピードカメラ。またレンズマウントはCマウントを採用しており、汎用的な各種レンズを選択できる。サイズはW55×H55×D55mm、重量280g。

通常USB 3.1では転送できない120万画素および1000fps(解像度1246×1008画素で毎秒1000コマ)の撮影データを、データ転送を待つことなくリアルタイム計測に利用可能。また、一般的なハイスピードカメラはカメラ本体の内蔵メモリーによって録画時間が制限されるが、INFINICAM UC-1ではPCの大容量ストレージを組み合わせることで、長時間録画も行える。

また、汎用のUSB 3.1 TypeCケーブル1本とPC1台で環境構築可能で、ノートPCでも利用できる。従来の高速画像処理のような、フレームグラバーボードなどの専用ボードや、デスクトップPCなどは必要ない。

さらに、INFINICAM UC-1公式ホームページで最新SDKや開発環境、マニュアル類を公開しており、ダウンロードできる。サンプルプログラムのソースコードなども順次公開予定。

主な応用先としては、物体検知・追跡、モーション解析、物体のラベリング、テンプレートマッチング、フォーカス検知、エッジ検出、表面粗さ解析、オプティカルフロー、デジタルホログラフィとしている。

フォトロンは、民間企業の研究開発部門や生産技術部門、大学官公庁の最先端の研究開発テーマに向けた画像システムソリューションを提供。

近年、AIを活用した画像解析や自動化(FA)を行う工場のマシンビジョンなど、多岐に渡る画像活用の用途において、高速撮影だけではないリアルタイムでの画像転送ニーズが高まっているという。

リアルタイムの画像転送を実施しようとした際、すでに市場にある産業用カメラでは、専用のフレームグラバーボードが必要となりコストが高くなる傾向がある。また、従来のハイスピードカメラを使用した場合では、大容量の画像データを専用メモリーに保存するため、リアルタイムの画像転送が課題となっていた。フォトロンではこれらの課題に対して、120万画素および1000fpsの高速高解像度で撮影した画像データをPC側メモリーにリアルタイム転送できる新しいハイスピードカメラ「INFINICAM UC-1」をラインアップに加えることで、顧客のさらなる課題解決に貢献する。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:IMAGICA GROUPINFINICAM UC-1カメラ(用語)フォトロン日本(国・地域)

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