「ARで、リアルを遊べ。」をミッションに、2017年に創業したGraffity株式会社(以下、Graffity)。同社はこのたび、新感覚ARバトルゲーム「Leap Trigger」のリリースを目標に、米国Kickstarterでのクラウドファンディングを開始した。
バディと共に闘う「Leap Trigger」
「Leap Trigger」は、プレイヤー自身がチャンピオン(ヒーロー)となり、「バディ」と呼ばれるモンスターと共に戦うARシューティングゲーム。
チャンピオンとバディはそれぞれ特殊なアビリティを持っており、1人のチャンピオンと3体のバディを組み合わせて対戦する。リアル・オンライン共に対戦可能で、世界中のプレイヤーといつでも・どこでも遊ぶことができる。
ARといえば、「ポケモンGO」がARを活用したスマホ用ゲームとして、10億ダウンロード(2019年3月末時点)・課金総額約3700億円(2020年6月末時点)を記録し、全世界で一大ブームを巻き起こしたのは読者の記憶にも新しいだろう。
そんなARに「友達や家族と体を動かしながら遊べる」要素を組み合わせたのが、Graffityが開発するARバトルゲーム。シューティングゲームをしながら、フィールド上で実際に体を動かしながらリアルに汗をかく体験と、スマホ画面上でのAR体験を融合させた次世代エンタメだ。
アメリカ市場を狙うGraffity
Graffityはこれまでにも、8m × 5m のフィールドをリアルに動き回りながら2対2で戦うARシューティングバトル「HoloBreak」の企画・開発を行ってきた。「HoloBreak」は、VRと異なりヘッドセットなどを装着する必要がなく、スマホだけで手軽に遊べつつ体も楽しく動かせる点が大きな特徴だ。
同社が開発するARバトルゲームは「First Person Shooting (FPS)」というジャンルのひとつ。FPSは、全世界の売上のうち米国が約20%を占め、モバイルゲーム市場でもシェア1位を獲得するなど、アメリカで今注目のゲームジャンルだ。
Graffityは、その米国のクラウドファンディングサイトKickstarterで、ファンからの支援を通じ「Leap Trigger」のリリースを目指す。今後は、「ARシューティングゲーム」という新たなゲームジャンルの確立と、ファンコミュニティの形成を目標に掲げている。
(文・竹内息吹)
- Original:https://techable.jp/archives/145087
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Techable編集部