Bloombergが、財務上の不安が消えないマクラーレンをAppleが買収すれば、Apple Carの開発に活かせるのではないかとの提案を掲載しました。
財務上の不安が消えないマクラーレン
マクラーレンはF1チームの株式の一部を米投資家に売却するなど財務状況の改善に務めていますが、不安要素が消えない状況です。
以前はマンスール・オジェ氏、バーレーン政府系ファンドのムムタラカット、ロン・デニス氏が安定的に株式を所有し、ロードカーの分野にも進出したマクラーレンですが、近年は話題になるのが、デニス氏の離脱、新型コロナウイルス感染症による影響で英国政府へ1億5000万ポンド(約200億円)の融資を依頼するも断られるなど、将来性に不安を感じさせる話題が多くなっています。
電気自動車(EV)の開発で双方にメリット?
Bloombergは、優れたデザインのロードカーを販売しているマクラーレンとAppleの親和性は高いとし、Appleにより買収されるのが双方にメリットがあると提案しています。
Appleは、革新的なバッテリーを備えた自動運転車の生産に関し、既存のサプライヤーに委託することも検討中との情報もあることから、この提案もあながち荒唐無稽なものでもなさそうです。マクラーレンはロードカー部門において電気自動車の開発が遅れているため、Appleの技術が導入出来れば実現への近道になり得ると、Bloombergは記しています。
ただし、マクラーレンのロードカーは年間数千台規模の生産台数であることから、マクラーレンだけではApple Carが想定している生産台数を満たせない可能性が高そうです。
Source:Bloomberg
Photo:McLAREN
(Apple)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania