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Huaweiが所有していたスマホブランド「Honor」、来年1億台の生産を計画

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Huaweiの元サブブランドHonorは、2021年に1億台のスマホ生産を計画している、とNikkei Asiaが報じています。昨年の生産台数から40%増となる大きな飛躍です。

米国の輸出規制を回避できるか

米国はHuaweiに対して厳しい輸出規制を行っており、米企業の技術を使用する台湾チップメーカーTSMCなども事実上Huaweiとの取引停止状態に追い込まれています。
 
HuaweiがTSMCに発注したハイエンドチップKirin 9000は予定していた数の半分しか確保されなかったこともあり、同社の2020年第3四半期(7月〜9月)のスマホの出荷台数は減少しました。
 
Huaweiは米国の輸出規制を回避するため、サブブランドHonorを先月売却しました。Honorは米部品サプライヤーと交渉を行っているとされていますが、米政府からの承認が得られるかは定かではなく、先行きが不透明な状態が続いています。

Honorは1億台のスマホを生産計画

Nikkei Asiaが複数のサプライヤーから仕入れた情報によると、Honorは2021年に1億台のスマホ生産を計画しており、Huaweiの出荷台数はおおよそ6,000万台ほどになるとのことです。2社の出荷台数を合わせても、2019年にHuaweiが計画していた生産台数の20%減となる1億6,000万台にしか達さず、規制の煽りを免れるのはやはり難しいようです。
 
台湾拠点のチップメーカーMediaTekのリック・ツァイ最高経営責任者(CEO)は、Honorにチップを供給できるかを検討中である、とコメントしています。
 
Huaweiは、米国制裁の本格導入後で初となるスマホモデル「Enjoy 20e」を11月末に発表しています。同モデルには、Samsungの11ナノメートル(nm)LPPプロセスで生産されたQualcomm Snapdragon 460システム・オン・チップ(SoC)が搭載されています。
 
 
Source:Nikkei Asia
(lexi)

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