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2021年第1四半期のiPhone出荷台数、前年同期比38%の大幅増との予測

Apple iPhone12 Pro
 
iPhone12シリーズの販売好調により、2021年第1四半期(1月〜3月)のiPhone出荷台数は前年同期比38%の伸びるほか、2021年通年では2億1,500万台に達し、2020年より11.4%増加するとの予測を金融会社Cowenが発表しました。

iPhone12シリーズの好調で予測を上方修正

2021年第1四半期(1月〜3月)のiPhoneシリーズの出荷台数は5,100万台で、前年同期比38%の伸びを記録するとの予測を金融会社Cowenのアナリストが発表しました。
 
Cowenは11月に、2021年第1四半期のiPhone出荷台数を4,700万台と予測していました。
 
予測出荷台数を約400万台上積みした内訳としてCowenは、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxの3モデルの予測出荷台数を上方修正している一方、iPhone12 miniについては予測を変更していません。

最新モデルの比率も高まる

Cowenは、2020年第4四半期(10月〜12月)のiPhone出荷台数を、前年同期比13%の増加となる7,900万台と予測しています。
 
このうち、最新のiPhone12シリーズが占める割合が82%に達すると予測されており、過去2年間の最新モデル出荷割合が平均74%だったのと比べて高くなっています。
 
この予測は、iPhone12シリーズが大規模な買い替えを生む、iPhone6以来の「スーパーサイクル」になる、とのWedbush証券の見立てとも合致します。

2021年通年のiPhone製造台数は2億1,500万台

2020年下半期(7月〜12月)のiPhone12シリーズ製造台数は7,500万台で、過去2年間の約8,400万台からは減少しています。これは、コロナ禍の影響を受けた発売時期の変更によるものです。
 
Cowenは、2020年下半期のiPhone全モデルの製造台数を1億2,100万台(前年同期比3%増)、2020年通年では1億9,300万台(前年比3%減)と予測、2021年通年の製造台数は2020年通年よりも11.4%増となる2億1,500万台になると予測しています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(hato)

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