Appleは2021年初めから、アプリにトラッキングを行う前にユーザーの許可を求めることを義務化する新プライバシー方針をiOS14で導入する予定ですが、すでにiOS14ユーザーにトラッキングに関する警告が表示され始めているとの報告がありました。
表示されるタイミングに一貫性はなし
iOS14.4パブリックベータ1が先週リリースされたばかりですが、来年初めから導入予定の新プライバシー方針を反映した警告がすでに現れている、と米メディアMacRumorsの読者がスクリーンショットを投稿しています。
警告の内容は、「(特定のアプリが)他社アプリとWebサイト上のあなたのアクティビティのトラッキングを行うのを許可しますか?」というもので、その下に「あなたのデータは、より良いパーソナライズされた広告体験の提供に使用されます」と記されています。
MacRumorsによれば、この警告はiOS14.4ベータ1以外のiOS14バージョンでも現れ始めているとのことですが、現在のところ表示されるタイミングに一貫性はあまりないようです。
Appleの新ポリシーにFacebookが反発
Appleの新プライバシー方針により、アプリは今後隠れてユーザーのトラッキングを行うことができなくなります。Facebookは米有力紙に広告を打つなど、中小事業者の立場に立ち、真っ向からAppleに反対する姿勢を見せていますが、Facebook従業員の中から「偽善だと感じる」という意見も上がっています。
Appleの新方針に対して、Firefoxブラウザを提供するMozillaは強い支持を表明しており、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)も「ユーザーの当然の権利である」と主張しています。
Source:MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-335927/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania