LINEヘルスケア株式会社はこのたび、首都圏の一部医療機関においてオンライン診療サービス「LINEドクター」の先行提供を開始した。同サービスでは、医療機関の検索・予約から、診察、そして決済まで、LINEアプリ上でシームレスに行うことができる。
オンライン診療の浸透を目指して
現在、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、(時限的・特例的な取り扱いとして)初診からのオンライン診療が可能となっている。しかし、コスト面をはじめとした医療機関側の導入ハードルの高さから、なかなか浸透していないのが現状だ。
そこで同社は、医療機関の予約機能、LINEビデオ通話機能、決済機能が搭載されている「Basic Plan」を初期費用・月額費用無償にて提供開始。多くのユーザーを抱える「LINE」上で診療を行うことができるため、導入コスト・運営コストを削減するだけではなく、患者側の導入ハードルも下げることができる。
なお、ユーザー側のサービス利用料は無料。診療費のほか、診察内容によって処方せんによる薬代や薬の配送料金が別途必要になる。
利用方法
ユーザー側の利用方法も複雑ではない。まず「先行リリース対象医療機関」から病院を選び、医師の選択・基本情報の入力を行う。その後、予約日時を選択し、個人情報を入力すればいい(その他、決済方法や保険証、処方せんの送付先などの登録も必要)。
当日は医師より「診療開始時間のお知らせ」が案内されるので、通知内の「診療を開始する」ボタンをタップし、LINEのビデオ通話にてオンライン診療が開始される。
- Original:https://techable.jp/archives/145002
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:iwabuchi