Appleが今年中国のApp Storeから取り下げたゲームアプリの数は、9万4,000個に上ったことが明らかになりました。昨年の削除数2万5,000個から大きな増加となりました。
今年になって規制適用が厳格化
調査会社Sensor Towerによれば、昨年中国のApp Storeには27万2,000個のゲームが掲載されていたことがわかっていますが、2020年に最低でも9万4,000個のアプリが取り下げられたと伝えられています。
中国本土でリリースされるゲームにライセンスが必要になると、4年前に中国当局により発表されましたが、今年になって規制適用がより厳しくなっているようです。
今年7月には2,500個のゲームアプリが適切なライセンス不足でストアから取り下げとなったと報じられましたが、その後も削除数は増え続けていたようです。
中小事業者にとってライセンス取得は困難か
中国当局はインターネット規制をより強化しており、最近ではTripadvisorなど100個以上のアプリも削除されています。政府は「違法である」と主張するのみで、正確に何を違反していたかは明かされていません。
中国当局のゲームアプリのライセンスを取得できるのは限られた開発者のみで、多くの中小事業者はライセンス申請辞退を余儀なくされる可能性があるとされています。
ゲームアプリは世界的に勢いを増しているものの、中国のApp Storeでは成長は陰りがちであるといわれており、2019年11月の21%収益増に対して、今年11月は14%の収益増にとどまっています。
Source:The Wall Street Journal
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-336085/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania